【上手くやれ】看護師が夜勤回数を減らしたい時の5ステップ|経験17年がコツを伝授

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【必見】看護師が夜勤回数を減らしたい時の5ステップ|17年やった俺が解説

「夜勤回数、もう限界…。減らして欲しいけど、言いにくいな…」

「そもそも看護師の夜勤回数って、上限は決まってないの?」

「看護師の夜勤回数を減らしたいから、減らし方とか対策を詳しく教えて!」

この記事で、その悩みに答えを出す。

先に言っておく。夜勤は月何回までと定めた法律は存在しない。よく聞く月8回は法律ではなく、相場を測るための物差しだ。

かずくん

看護師として夜勤を17年やってきた。

月20日出勤のうち17回が夜勤という病院でも働いたが、若かったから何とかやれた。

この記事では、月8回の根拠と自分の回数が多いかの見分け方、師長への切り出し方、配置換えと転職までの順番を渡す。

読み終わる頃には、辞めるか続けるかの二択から抜け出して、今の職場で何を交渉できるかが見えている。

かずくん

我慢の限界を測るのはもうやめだ。自分の夜勤回数が相場から何回はみ出しているのか、そこから確かめにいくぞ。

目次

夜勤回数を減らしたいのは甘えじゃない|まず知っておくべき前提

いきなり核心から言うが、夜勤回数を減らしたいと感じた時点で、それは甘えではなく身体と生活が限界の手前で出しているサインだ。

なぜなら夜勤の負担は年齢とともに静かに蓄積していき、20代と同じ回数をこなしていても回復のほうだけが先に追いつかなくなるからだ。

夜勤回数を減らす前に知っておくべき4つの前提
  • 夜勤回数を減らすことと、夜勤を完全に辞めることは同じではない
  • 法律に回数の上限はなく、声を上げた人から順に減っていく
  • 減らせるかどうかは、我慢の量ではなく動く順番で決まる
  • 収入の不安は、夜勤手当ではなく固定費の側からでも埋められる
もこちゃん

でも、夜勤を減らしたいなんて言ったら、みんな頑張ってるのにという空気になりそうで。結局、怖くて言い出せないままなんです。

かずくん

その怖さは、古い職場文化がこっちに置いていった副作用でしかない。身体が減らせと言っているなら、まずは身体の言い分を信じてやってくれ。

俺も20代の頃は夜勤の回数が多い人間ほど一人前だと信じ込んでいたが、院内異動で手放してやっと自分の勘違いに気づかされた。

4つの前提を先に押さえておけば、辞めるか続けるかの二択から抜け出して、今の職場で切れる手札から順に試していける。

看護師の夜勤回数は月何回が平均?2交代・3交代の相場

自分の夜勤が多いのかどうかは、感覚のまま抱えていても答えが出ず、全国の平均値と突き合わせて初めて判断できるようになる。

【この章で分かること】

  • 2交代は月4〜5回が平均で、月6回を超えたら多い側だ
  • 3交代は月7〜8回が平均で、月10回を超えたら多い側だ
  • 夜勤が多すぎる職場は、シフトの組み方にサインが出る
かずくん

相場の数字をひとつ知っているだけで、師長との話し合いが愚痴の相談から根拠のある交渉に変わってくる。まずは自分の立ち位置を確かめてくれ。

2交代は月4〜5回が平均で、月6回を超えたら多い側だ

2交代で働いているなら、月4〜5回が全国の平均ラインで、月6回を超えたあたりから多い側に入っていると考えていい。

回数が少なく見えるのは、1回あたりの拘束時間が16時間前後と長いぶん、負担が回数ではなく1回の重さのほうへ寄せられているからだ。

【2交代の夜勤回数の目安】

  • 月4〜5回:日本看護協会の実態調査でも示される全国の平均ライン
  • 月6回:多め。連続夜勤や夜勤明けの日勤が混ざると一気にきつくなる
  • 月7回以上:明らかに多い。回数の見直しを申し出ていい水準

俺も2交代の頃、仮眠室に入ったのに一睡もできず、朝の申し送りで自分がどの患者の話をしているのか分からなくなった夜が何度もあった。

月6回を超えているなら見直しを申し出ていい水準で、1回減らせるだけでも身体を戻すための休みが月に1日増えると考えてほしい。

3交代は月7〜8回が平均で、月10回を超えたら多い側だ

3交代で働いているなら、準夜勤と深夜勤を合わせて月7〜8回が平均で、月10回を超えたら多い側に入ると覚えておいてほしい。

1回あたりの拘束時間が8時間前後と短い代わりに、勤務そのものの回数が増えていくのが3交代という仕組みの構造になっているからだ。

【3交代の夜勤回数の目安】

  • 月7〜8回:準夜勤と深夜勤を合わせた全国の平均ライン
  • 月10回:多め。生活リズムを立て直すための休みが確保できなくなる
  • 月12回以上:かなり厳しい。体調の異変が出やすくなる水準

準夜勤を終えて深夜1時半に帰宅した翌日にまた深夜勤へ入るという時期は、自分が今どの曜日にいるのかも分からなくなっていた。

月10回を超えているなら組み方から見直しを申し出ていい段階で、回数が減れば眠る時間帯も少しずつ安定していくようになる。

夜勤が多すぎる職場は、シフトの組み方にサインが出る

平均回数との比較だけでなく、夜勤が多すぎる職場にはシフトの組み方のほうにもはっきりサインが出ているものだ。

なぜなら回数そのものが平均の範囲に収まっていても、休息の取り方が崩れていれば身体への負担は同じように積み上がっていくからだ。

【夜勤回数が多すぎる職場に出る5つのサイン】

  • 2交代で月6回以上、3交代で月10回以上が常態化している
  • 夜勤専従でもないのに、夜勤が月の出勤日数の半分を超えている
  • 希望休は通るのに、夜勤の回数だけは毎回調整してもらえない
  • 連続夜勤や、夜勤明けにそのまま日勤へ入るシフトが月に何度もある
  • 夜勤の翌日が休みでも、丸1日眠って終わる状態が毎回続いている

俺も月20回の出勤のうち17回が夜勤という職場にいながら、相場を知らないせいで、きついけれど普通の範囲だと思い込んでいた。

当てはまる数が多いほど職場の側が重い組み方をしている証拠で、気づけた時点で交渉に使える材料がひとつ増える。

【月8回の根拠】夜勤回数に関する法律の実態

夜勤回数を本気で減らしにいくなら、何が法律で決まっていて何が決まっていないのかを、この章で一度整理しておこう。

【この章で分かること】

  • 労働基準法に、夜勤回数の上限を定めた条文はない
  • 月8回の根拠は人事院の2-8判定と看護協会のガイドライン
  • 72時間ルールは病棟の平均で、個人を守る数字ではない
  • 妊娠・育児・介護なら、夜勤は権利として外せる
もこちゃん

夜勤回数の上限って、てっきり法律できっちり決められているものだと思い込んでいました。実際のところは違うんですか…?

かずくん

そこが最大の誤解だ。上限の正体を正しく知っておくと、ただお願いする立場から、根拠を持って交渉できる立場に変われる。

労働基準法に、夜勤回数の上限を定めた条文はない

残念だが事実から伝えると、労働基準法には夜勤回数の上限を定めた条文が存在せず、回数は病院の裁量で決まっている。

労働基準法が定めているのは深夜帯の割増賃金や休憩・休日といった時間と賃金のルールで、勤務の組み方までは踏み込んでいないからだ。

【労働基準法が夜勤について定めていること】

  • 22時から翌5時の労働には、25%以上の深夜割増賃金を支払う(37条)
  • 労働時間に応じた休憩と、週1日以上の休日を与える
  • 妊産婦が請求した場合は、深夜業をさせてはならない(66条)
  • 夜勤を月に何回まで組んでよいかという、回数の上限の定めはない

俺が月17回の夜勤を組まれていた時期も、労働時間と割増賃金の形式だけは整っていて、おかしいと言い切る根拠が見つけられなかった。

上限がないというのは声を上げた人から先に減らせるということでもあり、ルールを知った今日から交渉の側に回れることになる。

月8回の根拠は人事院の2-8判定と看護協会のガイドライン

現場でよく聞く夜勤は月8回までという数字は、法律ではなく人事院の判定と日本看護協会のガイドラインが出どころになっている。

1965年に出された人事院の判定はいわゆる2-8判定と呼ばれ、夜勤は複数人の体制で月8日以内を基本とする内容が示されていたからだ。

【月8回という数字の根拠になっているもの】

  • 人事院の2-8判定(1965年):夜勤は複数人・月8日以内を基本とする
  • 日本看護協会のガイドライン:3交代制は夜勤を月8回以内が基本
    • 勤務と勤務の間隔は11時間以上あける
    • 夜勤の連続回数は2回までにとどめる

たとえば、夜勤明けから11時間もあけずに日勤へ入る組み方なら、月8回に届いていなくても基準から外れていると指摘できる。

強制力はないが交渉の場では十分に通用する物差しで、基準を根拠に話す相手には上司も雑な返し方をしにくくなる。

72時間ルールは病棟の平均で、個人を守る数字ではない

もう1つ知っておきたい72時間ルールは、診療報酬のための要件であって、あなた個人の夜勤時間を守る上限ではない。

入院基本料の施設基準が求めているのは看護職員1人あたりの月平均夜勤時間数であり、病棟全体をならした数字で判定されるからだ。

【72時間ルールで押さえておく3点】

  • 診療報酬の入院基本料の要件であり、超えると病院の報酬が減額される
  • 夜勤時間帯は、22時から翌5時を含む連続16時間として計算される
  • 看護職員1人あたりの月平均で見るため、個人への偏りは数字に表れにくい

夜勤の少ない職員が何人かいれば平均は基準の内側に収まるので、俺が夜勤漬けだった病棟も書類の上では体裁が保たれていた。

平均は病院を守るための数字だと知っていれば、基準を満たしていると言われても、自分の回数を根拠に交渉を続けられる。

妊娠・育児・介護なら、夜勤は権利として外せる

条件に当てはまる人には確かな武器があり、妊娠・育児・介護のいずれかに該当するなら夜勤は権利として外せる。

労働基準法と育児・介護休業法が本人の請求による深夜業の免除や制限を認めていて、病院の側は原則としてこれを断れないからだ。

【法律で夜勤を制限・免除できるケース】

  • 妊娠中・産後1年以内 
    • 請求により深夜業と時間外労働が免除される(労働基準法66条)
  • 小学校就学前の子を育てている
    • 請求により深夜業が制限される(育児・介護休業法19条)
  • 要介護状態の家族を介護している
    • 請求により深夜業が制限される(同法20条)
  • 2025年4月からは、残業を免除する所定外労働の制限も小学校就学前まで対象が広がった

俺の周りにも、こうした制度を知らないまま夜勤を続けて体調を崩し、限界を迎えてから初めて相談に来た同僚が何人もいた。

当てはまるなら書面や診断書を先に用意しておけば、お願いではなく請求として伝えられるので話が長引かずに済む。

夜勤回数を減らしたい時にやる5ステップ|動く順番を間違えるな

ここからが本題で、夜勤回数を減らす動き方には順番があり、そこを飛ばすと同じ労力をかけても結果がまるで変わってくる。

夜勤回数を減らす5ステップ
  • 夜勤回数と夜勤手当の現在地を数字にする
  • 夜勤手当がなくても回る家計に作り替える
  • 師長には「続けるために減らしたい」と切り出す
  • 院内の配置換えで夜勤の少ない部署に移る
  • 夜勤が少ない職場への転職を選択肢に入れる
もこちゃん

私、いきなり師長に相談するところから始めようと思っていました。その順番だと、何かまずいことが起きるんですか?

かずくん

悪い手ではない。ただ、手当が減ったら生活できないと怯えたまま相談すると、師長の反応ひとつで心が折れてしまうんだ。

STEP

夜勤回数と夜勤手当の現在地を数字にする

最初にやるのは地味な作業で、給与明細とシフト表を並べて自分の現在地を数字にするところから始まっていく。

ここで作った1枚が、このあとの師長との交渉でも、配置換えの相談でも、転職の面談でも全部の土台になっていくからだ。

【紙に書き出す4項目】

  • 過去3ヶ月の夜勤回数(2交代か3交代か、準夜勤と深夜勤の内訳も)
  • 1回あたりの拘束時間と、仮眠が実際に取れたかどうか
  • 夜勤明けにそのまま日勤へ入ったシフトが月に何回あったか
  • 夜勤手当の総額と内訳(深夜割増賃金が込みか、別に支給されているか)

とくに最後の1つが大事で、夜勤手当は病院が独自に決めた手当、深夜割増賃金は法律で義務づけられた上乗せと、性質がまるで違う。

勤務形態夜勤手当1回あたりの全国平均多い側の目安
3交代 準夜勤4,000円台5,000円超
3交代 深夜勤5,000円台6,000円超
2交代 夜勤11,000円台13,000円超
出典:日本看護協会「病院看護実態調査」

俺の昔の明細も夜勤手当という名前で1つの金額が並び、計算したら深夜割増賃金込みで、純粋な手当は相場よりかなり安かった。

かずくん

現在地を1枚の数字にまとめておけば、感情ではなく事実として相談でき、師長が上を説得する材料としても使える。

STEP

夜勤手当がなくても回る家計に作り替える

5つの中でいちばん大事なのがここで、夜勤を減らせない本当の理由は職場ではなく家計の側にあることが多い。

手当がなくなったら生活できないという不安を抱えたまま動き出すと、たいてい途中で心が折れて元のシフトに戻ってしまうからだ。

【俺が見直した固定費】

  • スマホ代
    大手キャリアから格安SIMに変更:月5,000〜8,000円の削減
  • 保険
    不要な医療保険を整理、火災保険・自動車保険の見直し:月数万円の削減
  • 電気代
    電力会社の見直し:月数千円の削減

俺は院内異動で夜勤がゼロになり、貯金を切り崩す日々の中でこの見直しを始めて、1年かけて年間50万円を浮かせることができた。

先に固定費を落としておけば、月4〜5万円の夜勤手当は置き換えられ、回数を減らした翌月も生活が変わらず回る。

STEP

師長には「続けるために減らしたい」と切り出す

数字と家計の準備がそろったら、師長には辞めるためではなく、ここで続けるための相談として切り出してほしい。

師長にとって最大の痛手は職員に辞められることなので、続けたいという前提そのものが、お互いにとっての共通の利益になるからだ。

【相談前に用意する3つの材料】

  • 具体的な理由
    • きついからではなく、不整脈を指摘された、睡眠障害で通院しているなど事実に落とす
  • 希望する回数
    • 減らしたいではなく、月◯回までにしたいと数字で伝える
  • 代替案 
    • 夜勤を減らすかわりに、日勤の応援や委員会の仕事を引き受けると示す
スクロールできます
通りにくい言い方通りやすい言い方
夜勤がきつくて、もう限界です過去3ヶ月の夜勤が月9回で、体調にも影響が出ています
夜勤、減らせませんか月5回までに調整していただけると助かります
もう辞めたくなってきましたここで続けるために、回数の調整を相談させてください

人員が足りないと断られた時は、いつなら見直せるのかという期限を一緒に決めてもらい、日付と返事をメモに残しておこう。

かずくん

続けるための相談として持ち込めば、師長も味方になりやすく、院内で調整を試みた事実も自分の手元に残る。

STEP

院内の配置換えで夜勤の少ない部署に移る

回数の交渉だけで足りなかった時の次の手札が院内の配置換えで、転職よりもリスクが小さいのが最大の利点になる。

同じ病院に在籍したまま部署だけを変えるので、給与体系も退職金も勤続年数も、そのまま維持することができるからだ。

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部署夜勤の有無特徴
外来基本なし(オンコールあり)日勤が中心。救急を受ける病院では待機が発生する
手術室基本なし(オンコールあり)緊急手術の対応で呼び出しの待機がある
内視鏡・透析なし予約制で1日の流れが決まっていて日勤で完結する
地域包括ケア病棟あり(急性期より少なめ)夜勤はあるが、急性期より1回あたりの負担が軽い
慢性期・療養病棟あり(回数はやや少なめ)急変が比較的少なく、仮眠を取りやすい職場もある

俺が夜勤を手放せたのも転職ではなく院内異動で、同じ就業規則のまま夜勤の回数だけをゼロにすることができた。

かずくん

希望は4月異動なら12月から1月に、師長から看護部長の順で伝えれば、条件を守ったまま夜勤だけを減らせる。

STEP

夜勤が少ない職場への転職を選択肢に入れる

ここまでの手札を全部使っても回数が減らないなら、夜勤の少ない職場への転職を最後の選択肢として考えていい。

看護師の資格を活かせる職場は病棟だけではなく、夜勤なしや夜勤少なめでも年収を保てる場所が想像以上に多いからだ。

スクロールできます
職場夜勤年収の目安向いている人
クリニックなし350〜450万円穏やかな環境で長く働きたい人
訪問看護オンコールのみ400〜550万円1対1でじっくり関わりたい人
企業看護師なし400〜600万円急性期を離れて生活を整えたい人
老健・特養回数少なめ380〜500万円医療処置の少ない環境を好む人
美容クリニックなし400〜650万円美容に関心があり接客が苦にならない人

俺が経験した夜勤専従は単価こそ高かったが、昼と夜が逆転した生活が固定され、友人との付き合いは時間的に難しくなった。

夜勤そのものが嫌なのか回数が多すぎるのが嫌なのかを整理しておけば、次の職場選びで方向を間違えずに済む。

【まず確認】夜勤回数を減らしたいなら、求人票で他院の相場を確かめろ

夜勤回数を減らしたいなら、他院の求人票で夜勤回数と手当の相場を確かめておくと判断の精度が上がる。

【この章で分かること】

  • 自分の職場が重いかどうかは、外の求人でしか分からない
  • 求人票では夜勤回数と手当の内訳を必ず確認する

自分の職場が重いかどうかは、外の求人でしか分からない

身も蓋もない話をすると、自分の職場の条件が重いのか軽いのかは、外の求人と比べない限り分からないままだ。

院内では誰も他院の条件を教えてくれず、同僚と比べても同じ職場の中の話にしかならないので、比較の物差しが手に入らないからだ。

【外の求人を見て初めて分かること】

  • 夜勤1回あたりの手当が、病院によって数千円単位で違うこと
  • 深夜割増賃金を夜勤手当に含めて支給している職場があること
  • 同じ地域でも、夜勤が月2〜3回で回っている病院があること

俺も情報を集めるだけのつもりで求人を眺めてみて、夜勤手当の金額が病院によって驚くほど違うという事実を初めて知った。

外の相場を知っておけば、今の職場に残る場合でも、根拠のある数字を持って回数の調整を頼めるようになる。

求人票では夜勤回数と手当の内訳を必ず確認する

求人票を開いたら必ず確認してほしいのは、給料の総額ではなく、月の夜勤回数と夜勤手当の内訳のほうになる。

総額だけを見て決めると、夜勤の回数で稼がせる設計の職場に当たり、回数を減らしたいという最初の目的から遠ざかってしまうからだ。

【求人票で確認しておく5項目】

  • 月の夜勤回数(2交代なら4〜5回、3交代なら7〜8回が基準)
  • 夜勤1回あたりの手当の金額
  • 深夜割増賃金が手当とは別に支給されているか
  • 2交代か3交代か、仮眠の時間が確保されているか
  • 夜勤免除や回数の調整に応じた実績があるかどうか

俺が過去に働いた病院も、この5項目で見直していれば、夜勤手当の安さと回数の多さが求人の時点で見抜けた職場だった。

かずくん

調べていなければ、俺は一生あの安さを普通だと思い込んだままだった。求人を見て比べるだけなら、いつでも無料でできる。

夜勤回数を減らしたい時に頼れる看護師転職サイト3選

かずくん

夜勤の回数と手当を他院と見比べるだけなら、登録も相談も無料でできるんだ。悩んでいる時間があるなら、まず動いてみろ。

累計求人24万件以上でオリコン4年連続No.1!看護師転職ならナース専科 転職

項目詳細
累計求人数24万件以上
(2016年
4月以降の累計)
非公開求人あり
対応エリア全国
希望エリアの専任が担当
対応施設病院・クリニック・
訪問看護・介護施設・
企業
サポート体制電話・メール・LINE
LINE対応
利用料金無料
運営会社株式会社
エス・エム・エス
使ってみた感想
  • 転職を迷う段階でも幅広く求人を出してくれた
  • 担当者から求人の押し付けがなかった
  • 紹介される案件の数は豊富だった
  • 地域によっては給与が低めの求人も多かった

ナース専科は、旧ナース人材バンクとして2005年から20年以上の実績を持つ老舗の看護師転職サービス。

累計登録者数は130万人以上(2026年3月時点)で、東証プライム上場の株式会社エス・エム・エスが運営しているため信頼性も高いのが特徴だ。

【おすすめな人】

  • とにかく多くの求人から比較して選びたい
  • 初めての転職で手厚いサポートが欲しい
  • 在職中で忙しく、LINEでやり取りしたい
  • 地方での転職を考えている
かずくん

累計130万人以上が登録してる実績とオリコン4年連続1位はダテじゃない。

「とりあえず求人を見たい」って段階でも、ここに登録しておけば間違いないぞ。

行きたい病院を「逆指名」できる!日勤のクリニックも探せるナースではたらこ

項目詳細
逆指名あり
(求人が出ていない施設も確認)
非公開求人あり
(多数保有)
対応エリア全国対応
エリア別担当制
対応施設病院・クリニック・
訪問看護・介護施設
サポート体制電話・メール・
対面・LINE
LINE対応
利用料金無料
運営会社ディップ株式会社
使ってみた感想
  • 転職したい理由から丁寧に聞いてくれた
  • 担当者に押し売り感がなかった
  • 訪問看護の希望から日勤のクリニックまで視野が広がった
  • 訪問看護の求人は少なめだった

ナースではたらこは、「行きたい病院があるけど求人が出ていない」という看護師のために、逆指名制度を設けている珍しい転職サービス。

求人票ではわからない職場の忙しさや雰囲気も担当者から聞けるから、夜勤をやめて日勤中心の働き方にシフトしたい看護師が職場を見比べやすいのが特徴だ。

【おすすめな人】

  • 行きたい病院・クリニックが決まっている
  • クリニックや日勤のみの職場を探している
  • 担当者と対面で相談したい
  • サポート力の高い転職エージェントを使いたい
かずくん

「この病院で働きたいけど求人がない」って諦めてないか?

ナースではたらこなら逆指名で直接聞いてもらえるから、クリニックに移りたいなら頼りになるぞ。

職場のリアルな内部情報がわかる!人間関係まで教えてくれるレバウェル看護

レバウェル看護
項目詳細
職場訪問年間4,000回超
(2023年8月21日時点)
非公開求人あり
応募枠限定
対応エリア全国
対応施設病院・クリニック・
訪問看護・介護施設・
有料老人ホーム
サポート体制電話・メール・LINE
LINE対応
利用料金無料
運営会社レバウェル株式会社
使ってみた感想
  • 希望の理由からしっかりヒアリングしてくれた
  • 電話でもLINEでも対応が丁寧だった
  • 訪問看護の求人を中心に紹介してくれた
  • 条件に合う求人がなく転職は見送った

レバウェル看護は、職場訪問による独自の内部情報収集に力を入れている看護師専門の転職サービス。

「求人票だけではわからない職場のリアル」を教えてもらえるから、入職後のギャップを最小限にできる。厚生労働省の適正事業者認定(医療分野)も受けている安心できるサービスだ。

【おすすめな人】

  • 職場の人間関係や雰囲気を事前に知りたい
  • 年収アップを狙って好条件の非公開求人を見たい
  • 初めての転職で何から始めればいいか分からない
  • 在職中で忙しく、LINEで効率的に進めたい
かずくん

転職で一番怖いのは「入ってみたら聞いてた話と違う」ってやつだろ?

レバウェル看護は実際に病院に足を運んで情報を集めてるから、入職後のギャップが少ないのが強みだな。

看護師転職サイトを使うときに知っておきたい3つの注意点

転職サイトは便利だが、使い方を間違えると逆に時間を取られて、結局妥協した転職先に決めてしまうなんてことになりかねない。登録する前に、この3つだけは頭に入れておけ。

登録前に押さえる注意点
  • 登録は2〜3サイトがベスト
  • 登録後に聞き取り面談があることを知っておく
  • 担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう

登録は2〜3サイトがベスト

転職サイトは2〜3サイトに登録するのがちょうどいい。

なぜなら、1サイトだけだと求人や情報が偏り、担当者との相性が悪かったときに逃げ場がなくなるからだ。かといって多すぎても消耗する。2〜3サイトが、ちょうどいい理由はこうだ。

2〜3サイトがちょうどいい理由
  • 1サイトだけだと、紹介される求人が偏り、相性が悪いと逃げ場がない
  • 多すぎると、面談だけで消耗する
  • 2〜3サイトなら、求人も担当者の対応も見比べられる

たとえば「このサイトの担当者はイマイチだけど、こっちは話が早いな」と見比べて判断できる。これは1サイトだけでは絶対にできないことだ。

だから、比較のしやすさと負担のバランスを考えると、2〜3サイトがベストになる。

登録後に聞き取り面談があることを知っておく

転職サイトに登録すると、担当者から電話やLINEで聞き取りの面談(ヒアリング)の連絡が来る。

なぜなら、登録してすぐ求人が届くのではなく、まず希望条件や転職理由を確認したうえで、求人を紹介する流れだからだ。面談前に、次の希望条件を整理しておくといい。

【面談前に整理しておく希望条件】

  • 勤務地
  • 給与
  • 夜勤の有無
  • 譲れない条件

面談は1回あたり15〜30分くらいかかることが多い。上の希望条件を先にメモしておくとサクッと終わるし、ズレた求人を紹介されにくくなる。

だから、登録前にメモだけでも作っておけ。それだけで面談の質が変わる。

担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう

これは言いにくいのはわかる。でも「この人とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の交代を申し出ろ。

なぜなら、合わない担当者のまま進めると、希望と違う求人ばかり紹介され、転職のタイミングまで逃しかねないからだ。交代については、これだけ知っておけばいい。

【担当者交代で知っておくこと】

  • 交代の依頼は失礼じゃない。転職サイト側も対応に慣れている
  • 直接電話で言いにくければ、LINEで「担当者を変更したいです」と送るだけでいい
  • 少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに動く

多くの転職サイトはLINEが連絡手段として使えるから、交代の申し出も一言送れば済む話だ。少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに交代してもらうのがベストだ。

もこちゃん

たしかに、合わない担当者に気を遣って我慢してたら、転職で失敗するのは自分ですもんね…

かずくん

そういうことだ。担当者に遠慮して自分の人生を妥協するなんて、一番もったいないからな。

まとめ|夜勤回数を減らすのは、我慢の先送りをやめることだ

夜勤回数を減らしたいと思うのは甘えでも逃げでもなく、身体と生活が出した正当なサインでしかない。足りていなかったのは根性ではなく、どこから動くのかという順番の知識だけだった。

ただし、勢いにまかせて動くことだけはやめてほしい。現在地を数字にして、家計を整えてから、交渉、配置換え、転職の順に手札を切っていけば、失敗する確率はぐっと下げられる。

最後にこの記事のおさらいだ。

  • 夜勤回数の平均は2交代で月4〜5回、3交代で月7〜8回
  • 労働基準法に回数の上限はない。月8回は人事院の2-8判定と看護協会のガイドラインが根拠
  • 72時間ルールは病棟の平均であって、個人を守る上限ではない
  • 妊娠・育児・介護に該当するなら、夜勤は権利として制限・免除を請求できる
  • まず給与明細とシフト表で現在地を数字にする(ステップ1)
  • 固定費を見直せば年間50万円は浮く。夜勤手当に頼らない土台を作る(ステップ2)
  • 師長には辞めるためではなく、続けるための相談として持ち込む(ステップ3)
  • 配置換えは転職よりリスクが低い。使えるなら最優先で狙う(ステップ4)
  • 転職は最後の手札。夜勤の少ない職場は想像より選択肢が多い(ステップ5)

今日ひとつだけやるとしたら、給与明細とシフト表を並べて夜勤回数と手当の内訳を確かめることから始めてほしい。数字を書いた紙が1枚あるだけで、来月のシフトに対する自分の立ち位置がはっきり変わってくる。

かずくん

夜勤の回数は、減らしたいと口に出せた人から順に減っていくものだ。17年も黙り続けた俺が言うんだから間違いない。

よくある質問|夜勤回数を減らしたい看護師の疑問

看護師の夜勤をやめたいのですが、どうしたらいいですか?

いきなり辞めるのではなく、リスクの低い順に手札を切ってほしい。給与明細で現在地を数字にして、固定費を見直したうえで、師長への回数交渉、院内の配置換え、転職の順に試すのが失敗しない進め方だ。院内異動だけで夜勤をゼロにできる病院もある。

夜勤6回は多すぎますか?

2交代なら平均の月4〜5回を超えていて、多い側に入る。3交代なら平均の月7〜8回より少ないので、回数だけを見れば多すぎるとは言えない。ただし連続夜勤や夜勤明けの日勤が混ざっているなら、回数以上に負担は重くなっている。

看護師の平均夜勤回数は?

日本看護協会の実態調査をもとにすると、2交代で月4〜5回、3交代では準夜勤と深夜勤を合わせて月7〜8回が平均ラインになる。2交代で月6回、3交代で月10回を超えているなら、平均より多い側だと考えていい。

夜勤が月に7回あるのは多すぎますか?

2交代の月7回は明らかに多く、回数の見直しを申し出ていい水準だ。3交代の月7回は平均の範囲に収まる。まずは自分が2交代か3交代かで基準を分けて、勤務と勤務の間隔が11時間以上あいているかも合わせて確認してほしい。

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