「看護師の退職金って、転職したら結局いくらもらえるんだろう?」
「今のうちに転職したら、退職金で損しちゃうのかな…」
「看護師の転職で退職金の相場とか損しない方法を詳しく教えて!」
この記事で、その疑問に答えを出す。
先に言っておく。退職金は勤続年数で大きく変わる。だから転職で損することもある。ただし、退職金のためだけに我慢するのは本末転倒だ。
かずくん俺は20年以上で6回転職してきた。毎回きちんと段取りを踏んで辞めたから、退職金でも書類でも困らなかった。その目線で話す。
この記事を読めば、退職金の相場と仕組みがわかり、転職で損をしない辞め時を自分で判断できるようになる。退職金という数字に振り回されず、本当に大事な働き方まで含めて考えられるようになる。
今すぐ転職しなくていい。まずは退職金の正体を知って、自分の勤続年数と照らし合わせてみるところからだ。
看護師に退職金はある?もらえる条件を知っておこう
まず大前提から確認しよう。看護師にも退職金はある。ただし、どの職場でも必ずもらえるわけではない。もらえる条件を先に押さえておけ。
【この章で分かること】
- 退職金がもらえるのは「勤続3年以上」が一つの目安
- 職場のタイプで退職金制度は大きく変わる(公立・大手・クリニック)
自分の職場や、気になる転職先に当てはめながら読んでくれ。
退職金がもらえるのは「勤続3年以上」が一つの目安
最初に知っておくべきはこれだ。退職金がもらえるかどうかには、勤続年数の条件がある。多くの職場で「勤続3年以上」が一つの目安になっている。
なぜなら、退職金は長く働いた人への功労報酬という性格が強いからだ。そのため、勤続3年未満だと支給されない、あるいはごくわずか、という職場が多い。5年以上を条件にしているところもある。
【退職金の支給条件でよくあるパターン】
- 勤続3年以上で支給対象になる職場が多い
- 3年未満は支給なし、または少額のことがある
- 5年以上を条件にしている職場もある
つまり、入職してすぐ辞めると、退職金はほぼ期待できないということだ。転職を考えるなら、自分が今の職場で何年働いているか、支給条件を満たしているかを、まず確認しておけ。ここが出発点になる。
職場のタイプで退職金制度は大きく変わる(公立・大手・クリニック)
次に押さえたいのが、職場による差だ。退職金制度があるかどうか、いくら出るかは、職場のタイプで大きく変わる。ここを知らないと、相場を見誤る。
なぜなら、退職金制度は法律で義務づけられたものではなく、職場ごとに設けるかどうかを決めているからだ。厚生労働省の令和5年就労条件総合調査によると、退職給付制度がある企業の割合は75.5%。規模が大きいほど整っている傾向がある。
【退職給付制度がある企業割合】
- 全体:75.5%
- 従業員1,000人以上:93.6%
- 従業員300〜999人:89.4%
- 従業員100〜299人:82.0%
- 従業員30〜99人:72.0%
厚労省・令和5年就労条件総合調査より引用
看護師の職場に当てはめると、公立病院や規模の大きい民間病院は退職金が手厚めで、小規模なクリニックでは制度自体がない場合もある。
大きな職場ほど退職金は期待でき、小さな職場ほど個別に確認が必要、と覚えておけ。求人を見るときの目安になる。
看護師の退職金の相場は?勤続年数別の目安
ここが一番気になるところだろう。看護師の退職金は、勤続年数によって金額が大きく変わる。目安を勤続年数別に見ておこう。
【この章で分かること】
- 勤続年数別の相場の目安(3年・5年・10年・20年・定年)
- 退職金は「基本給×勤続年数」で決まることが多い
金額の目安と、その決まり方の両方を知っておけば、自分の退職金もざっくり見当がつく。
勤続年数別の相場の目安
まず金額の目安からいこう。看護師の退職金は、勤続年数が長くなるほど加速度的に増えていく。ざっくりした相場を頭に入れておけ。
なぜ加速度的かというと、退職金は勤続年数が長いほど支給率が上がる仕組みが多いからだ。同じ1年でも、勤続20年目の1年は、3年目の1年より退職金への効き方が大きい。
【看護師の退職金の目安】
| 勤続年数 | 退職金の目安 |
|---|---|
| 3年 | 20〜30万円ほど |
| 5年 | 50〜100万円ほど |
| 10年 | 250〜300万円ほど |
| 20年 | 450〜600万円ほど |
| 定年まで | 1,000〜2,000万円ほど |
これはあくまで一般的な目安で、職場のタイプや制度によって幅がある。厚生労働省の令和5年就労条件総合調査では、定年退職者(勤続35年以上・大学卒)の平均退職給付額は、退職一時金制度のみで1,567万円だった。
勤続年数が短いうちは退職金は小さく、長く勤めるほど跳ね上がる。この形をイメージしておけ。
退職金は「基本給×勤続年数」で決まることが多い
金額の決まり方も知っておけ。退職金は、基本給に勤続年数などを掛けて計算されることが多い。ここに落とし穴がある。
なぜ落とし穴かというと、計算の土台が「基本給」だからだ。看護師は夜勤手当などで額面が膨らんでいても、基本給そのものが低いことがある。その場合、額面のわりに退職金は伸びない。
【退職金の決まり方のポイント】
- 多くは「基本給×勤続年数×支給率」で計算される
- 土台は基本給。夜勤手当などの手当は計算に含まれないことが多い
- 基本給が低いと、額面が高くても退職金は伸びにくい
俺はかつて、夜勤手当で額面が多いと思い込んでいたが、基本給の低さでボーナスが少なく愕然とした経験がある。退職金も同じ理屈だ。求人や自分の給与を見るときは、額面ではなく基本給がいくらかを必ず確認しろ。退職金は、その基本給についてくる。



退職金の土台は基本給だ。夜勤手当で盛られた額面に安心するな。基本給の数字こそ見ておけ。
転職すると退職金は損する?勤続年数リセットの落とし穴
ここが、転職を考える人にとって一番大事な章だ。転職すると勤続年数はリセットされる。これが退職金では損になることがある。仕組みを正しく知っておけ。
- 退職金は勤続年数が長いほど跳ね上がる
- 勤続が短いうちに辞めると、退職金がほとんど出ないこともある
- それでも「退職金のためだけに我慢」は本末転倒
損得を正しく知った上で、どう考えるべきかまで話す。
退職金は勤続年数が長いほど跳ね上がる(転職はリセットになる)
まず損の正体を押さえよう。退職金は勤続年数が長いほど跳ね上がる。転職すると、その勤続年数がゼロから振り出しに戻る。
なぜこれが損になるかというと、勤続20年で1つの職場に勤め上げた場合と、10年ずつ2つの職場で働いた場合とでは、退職金の合計が変わってくるからだ。支給率は勤続後半で大きくなるため、途中で区切ると、その伸びしろを取り逃す。
【勤続リセットで起きること】
- 転職先では、勤続年数がゼロからの再スタートになる
- 支給率が大きくなる勤続後半の伸びを、取り逃しやすい
- 同じ総年数でも、1社勤め上げより合計が少なくなることがある
これが、転職は退職金で損をすると言われる理由だ。転職の回数が多いほど、勤続年数の積み上げによる恩恵は受けにくくなる。ここは事実として知っておけ。ただし、これがすべてではない。
勤続が短いうちに辞めると、退職金がほとんど出ないこともある
もう一つの注意点だ。勤続年数が短いうちに辞めると、退職金がほとんど出ないこともある。特に入職して数年での転職は、ここに注意が必要だ。
なぜなら、前に話したとおり、退職金は勤続3年以上を支給条件にする職場が多いからだ。さらに、支給されても勤続が短ければ金額はごくわずかになる。もらえると思っていたら、拍子抜けする額だった、ということも起こる。
【短い勤続での退職で起きがちなこと】
- 勤続3年未満だと、そもそも支給対象外のことがある
- 支給されても、数十万円以下の少額にとどまりやすい
- あと少し勤めれば区切りだった、という取り逃しもある
だから、辞めるタイミングが自由に選べる状況なら、支給条件の区切りを確認しておく価値はある。あと数か月で勤続の区切りを越えるなら、そこまで待つ判断もありだ。もったいない取り逃しは、知っていれば避けられる。
それでも「退職金のためだけに我慢」は本末転倒
ここで、はっきり言っておく。退職金で損をするからといって、退職金のためだけに我慢して働き続けるのは本末転倒だ。
なぜなら、退職金は数十年後に一度もらうお金だが、今の健康や生活は、毎日削られていくものだからだ。心身を壊してまで勤続年数を守っても、その先の人生で使えなければ意味がない。順番を間違えるな。
【退職金のための我慢を考え直す視点】
- 退職金は数十年後の一度きり、健康と生活は毎日のもの
- 心身を壊したら、退職金以上の代償を払うことになる
- 退職金は判断材料の一つ。すべてを賭ける対象ではない



退職金がもったいなくて、辞めたいのに辞められない気持ちもあって…。



気持ちはわかる。でも、我慢することと耐えるべきことは違う。身体を壊してまで守る退職金なら、一度天秤にかけ直せ。
退職金の損得は、あくまで判断材料の一つとして冷静に扱えばいい。数字の損得と、自分の心身の限界。両方を天秤にかけて決めろ。退職金は、人生を犠牲にしてまで守るものじゃない。
「【段取りが9割】看護師が転職で円満退職する進め方を経験者が解説」はこちら
【知らなきゃ損】退職金にかかる税金|実はかなり優遇されている
ここは、知らないと損する話だ。退職金にも税金はかかる。ただし、退職金は税制上、かなり優遇されている。必要以上に不安がる必要はない。
【この章で分かること】
- 退職所得控除で、退職金の多くは税金がかからない
- 退職金は「分離課税」で税負担が軽い
税金の仕組みを知っておくと、手元に残る額がイメージできる。順番に見ていこう。
退職所得控除で、退職金の多くは税金がかからない
まず一番大きな優遇がこれだ。退職金には「退職所得控除」があり、勤続年数に応じて大きな金額が非課税になる。多くの看護師は、退職金に税金がほとんどかからない。
なぜなら、控除額が勤続年数に応じて増える仕組みだからだ。国税庁の情報によると、退職所得控除額は、勤続20年以下なら1年あたり40万円、20年を超えた分は1年あたり70万円で計算される。
【退職所得控除額の計算】
- 勤続20年以下:40万円 × 勤続年数(最低80万円)
- 勤続20年超:800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)
- 例:勤続10年なら控除400万円、勤続30年なら控除1,500万円
たとえば勤続10年なら、控除額は40万円×10年で400万円。退職金がこの額に収まれば、税金はかからない計算になる。
看護師の退職金の相場を考えると、多くのケースで控除の範囲に収まりやすい。退職金にごっそり税金を取られる、という心配は、まずしなくていい。
退職金は「分離課税」で税負担が軽い
もう一つの優遇がこれだ。退職金は「分離課税」といって、他の給与とは切り離して税金を計算する。これも税負担を軽くしてくれる仕組みだ。
なぜ有利かというと、給与と合算されないため、税率が跳ね上がらずに済むからだ。さらに、控除を引いた後の金額を2分の1にしてから税額を計算する。二重に優遇されていると考えていい。
【退職金の課税の仕組み】
- 退職所得=(退職金 − 退職所得控除額)× 2分の1
- 他の所得と分離して税額を計算する(分離課税)
- 控除と2分の1計算で、実際の税負担はかなり軽くなる
控除で多くが非課税になり、残った分も2分の1、しかも分離課税。ここまで優遇された所得は、そう多くない。退職金の税金を過度に恐れて、辞め時を見誤る必要はない。仕組みを知れば、冷静に判断できる。
退職金で損しない転職の考え方
ここまでの話を、行動に落とし込もう。退職金で損しないための転職の考え方は、3つのポイントに絞れる。今すぐ動かなくても、頭に入れておくだけでいい。
【退職金で損しない3つの考え方】
- 辞め時は、退職金の区切り(勤続年数)も意識する
- 転職先の退職金制度と基本給まで確認する
- 退職金だけで判断しない。手取りと働き方で総合的に考える
難しいことじゃない。1つずつ見ていこう。
辞め時は、退職金の区切り(勤続年数)も意識する
1つ目は、タイミングだ。辞め時を自由に選べるなら、退職金の区切りとなる勤続年数も意識するといい。少しの差で、もらえる額が変わることがある。
なぜなら、退職金は勤続年数の区切りで支給率が上がる仕組みが多いからだ。あと数か月で区切りを越えるのに、その手前で辞めてしまうと、もったいない取り逃しになる。
【辞め時に確認したいこと】
- あと少しで、支給条件の勤続年数を越えないか
- 支給率が上がる勤続の区切りが、近くにないか
- 賞与の支給月との兼ね合いはどうか
ただし、これは心身に余裕がある場合の話だ。区切りを待つために限界まで我慢しろ、という意味ではない。急ぐ理由がないなら、退職金の区切りも計算に入れて辞め時を決めろ。それだけで、取り逃しは防げる。
転職先の退職金制度と基本給まで確認する
2つ目は、転職先の見極めだ。転職先を選ぶときは、退職金制度の有無と、退職金の土台になる基本給まで確認しろ。目先の額面だけで決めるな。
なぜなら、退職金制度がない職場もあるし、基本給が低ければ将来の退職金も伸びないからだ。夜勤手当で額面が高く見えても、基本給が低い職場は、退職金でも賞与でも損をしやすい。
【転職先で確認したいこと】
- 退職金制度があるか、支給条件は何年からか
- 退職金の土台になる基本給はいくらか
- 額面ではなく、基本給と手取りで比べているか
求人票でわからなければ、面接や転職サイトの担当者に確認すればいい。退職金制度と基本給は、入職前に必ずチェックしておけ。ここを見る人と見ない人で、数年後の差が生まれる。
退職金だけで判断しない。手取りと働き方で総合的に考える
そして3つ目、これが一番大事だ。退職金だけで転職を判断するな。毎月の手取りと、働き方まで含めて総合的に考えろ。
なぜなら、退職金は数十年後の一度きりのお金だが、手取りと働き方は毎日の生活に直結するからだ。退職金で多少損をしても、毎月の手取りが上がり、心身が楽になるなら、トータルではプラスになることもある。
【総合的に考えるための判断材料】
- 退職金の損得(勤続リセットの影響)
- 毎月の手取りが上がるか下がるか
- 夜勤や働き方が、心身にとって続けられるものか
俺は6回転職してきて、そのたびに退職金や基本給、働き方を並べて比べてきた。退職金は大事な判断材料の一つだが、それがすべてじゃない。数字も、身体も、生活も、全部を天秤に乗せて決めろ。それが、退職金で損しない一番の考え方だ。



退職金は判断材料の一つに過ぎない。数字だけで決めず、手取りと働き方まで並べて考えれば、後悔しない。
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看護師転職サイトを使うときに知っておきたい3つの注意点
転職サイトは便利だが、使い方を間違えると逆に時間を取られて、結局妥協した転職先に決めてしまうなんてことになりかねない。登録する前に、この3つだけは頭に入れておけ。
- 登録は2〜3サイトがベスト
- 登録後に聞き取り面談があることを知っておく
- 担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
登録は2〜3サイトがベスト
転職サイトは2〜3サイトに登録するのがちょうどいい。
なぜなら、1サイトだけだと求人や情報が偏り、担当者との相性が悪かったときに逃げ場がなくなるからだ。かといって多すぎても消耗する。2〜3サイトが、ちょうどいい理由はこうだ。
- 1サイトだけだと、紹介される求人が偏り、相性が悪いと逃げ場がない
- 多すぎると、面談だけで消耗する
- 2〜3サイトなら、求人も担当者の対応も見比べられる
たとえば「このサイトの担当者はイマイチだけど、こっちは話が早いな」と見比べて判断できる。これは1サイトだけでは絶対にできないことだ。
だから、比較のしやすさと負担のバランスを考えると、2〜3サイトがベストになる。
登録後に聞き取り面談があることを知っておく
転職サイトに登録すると、担当者から電話やLINEで聞き取りの面談(ヒアリング)の連絡が来る。
なぜなら、登録してすぐ求人が届くのではなく、まず希望条件や転職理由を確認したうえで、求人を紹介する流れだからだ。面談前に、次の希望条件を整理しておくといい。
【面談前に整理しておく希望条件】
- 勤務地
- 給与
- 夜勤の有無
- 譲れない条件
面談は1回あたり15〜30分くらいかかることが多い。上の希望条件を先にメモしておくとサクッと終わるし、ズレた求人を紹介されにくくなる。
だから、登録前にメモだけでも作っておけ。それだけで面談の質が変わる。
担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
これは言いにくいのはわかる。でも「この人とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の交代を申し出ろ。
なぜなら、合わない担当者のまま進めると、希望と違う求人ばかり紹介され、転職のタイミングまで逃しかねないからだ。交代については、これだけ知っておけばいい。
【担当者交代で知っておくこと】
- 交代の依頼は失礼じゃない。転職サイト側も対応に慣れている
- 直接電話で言いにくければ、LINEで「担当者を変更したいです」と送るだけでいい
- 少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに動く
多くの転職サイトはLINEが連絡手段として使えるから、交代の申し出も一言送れば済む話だ。少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに交代してもらうのがベストだ。



たしかに、合わない担当者に気を遣って我慢してたら、転職で失敗するのは自分ですもんね…



そういうことだ。担当者に遠慮して自分の人生を妥協するなんて、一番もったいないからな。
看護師の転職と退職金に関するよくある質問
- 退職金は勤続何年からもらえる?
-
職場によるが、勤続3年以上を支給条件にするところが多い。5年以上を条件にする職場もある。勤続3年未満だと支給されない、あるいは少額にとどまることが多い。自分の職場の就業規則や退職金規程で、支給条件の勤続年数を確認しておくと確実だ。
- 退職金がない看護師の職場もある?
-
ある。退職金制度は法律で義務づけられているわけではなく、職場ごとに設けるかを決めている。厚生労働省の令和5年就労条件総合調査では、退職給付制度がある企業の割合は75.5%で、規模が小さいほど低い傾向がある。小規模なクリニックなどでは制度がない場合もあるので、入職前に確認しておこう。
- 転職を繰り返すと退職金は不利になる?
-
退職金だけで見れば、不利になりやすい。退職金は勤続年数が長いほど支給率が上がるため、転職で勤続がリセットされると、勤続後半の伸びを取り逃しやすいからだ。ただし、退職金は判断材料の一つに過ぎない。毎月の手取りや働き方が改善するなら、トータルでプラスになることもある。
- 退職金に税金はどれくらいかかる?
-
かなり優遇されていて、多くの場合ほとんどかからない。退職所得控除で、勤続20年以下なら1年あたり40万円、20年超は1年あたり70万円が非課税になる。控除を超えた分も2分の1にしてから、他の所得と分離して課税される。看護師の退職金の相場なら、控除の範囲に収まりやすい。
まとめ|退職金は「勤続年数」で変わる。仕組みを知って辞め時を選べ
看護師の退職金は、勤続年数で大きく変わる。だから転職で損することもあるが、退職金のためだけに我慢するのは本末転倒だ。仕組みを知って、冷静に辞め時を選べばいい。
今すぐ転職する必要はない。まずは自分の勤続年数と、退職金の相場を照らし合わせてみる。それだけで、自分の状況を落ち着いて見られるようになる。
最後にこの記事のおさらいだ。
- 退職金は勤続3年以上が目安。職場のタイプで制度も額も変わる
- 退職金は基本給×勤続年数で決まりやすい。基本給の低さに注意
- 転職は勤続リセットで損もあるが、退職金のためだけの我慢は本末転倒
- 退職金は退職所得控除と分離課税で、税金はかなり優遇されている
- 退職金だけで決めず、手取りと働き方まで含めて総合で判断する
俺は6回転職してきて、退職金も手取りも働き方も、毎回天秤にかけて決めてきた。退職金は大事だが、人生を犠牲にしてまで守るものじゃない。仕組みを知れば、退職金に振り回されず、自分の頭で辞め時を選べる。まずは、自分の勤続年数を確かめるところからでいい。



退職金は判断材料の一つだ。数字に縛られるな。自分の身体と生活も乗せて、天秤で決めればいい。



