「自分の夜勤手当、これって普通なのか?」
「同期の話を聞いてたら、うちの病院の手当って安い気がする…」
「そもそも相場を知らないから、妥当なのかどうか判断できない」
この記事で、その悩みに答えを出す。
先に言っておく。夜勤手当の”平均”を見るだけじゃ、自分の手当が妥当かどうかは判断できない。数字の裏には、もう一段深いカラクリがある。
俺は17年間夜勤を続けて、月8〜10回、酷い時は月17回の夜勤をやった男だ。夜勤手当で給料が多いと思い込んでいたが、ある日給与明細をよく見てゾッとした。ここだけの話、俺は長い間、自分を安売りしていたんだ。
この記事では、看護師の夜勤手当の全国平均(2交代・3交代別)、病院規模や地域による相場の違い、夜勤手当と深夜割増賃金が混同されているケースの見抜き方、そして自分の手当が相場より低かった場合に取れる3つの選択肢まで、17年夜勤やった俺の実体験込みで全部話す。
読み終わる頃には、自分の給与明細を引っ張り出して「自分の夜勤手当は妥当なのか」を自分で判断できるようになっているはずだ。
【2交代・3交代の最新相場】看護師の夜勤手当の平均はいくら?
結論から言う。2交代の夜勤手当は1回あたり1万1千円前後、3交代は準夜勤4千円台・深夜勤5千円台が全国平均だ。
この数字は日本看護協会の「病院看護実態調査報告書」をベースにしている。毎年公表されている、看護業界ではわりと信頼されているデータだ。日本看護協会の公式サイトで最新のものを確認できる。
ただし、ここで終わらないで欲しい。この「平均」を鵜呑みにするのが一番危ない。理由は後で話す。まずは素直に全国平均を見ていこう。
2交代勤務の夜勤手当の平均
2交代勤務の場合、夜勤1回あたり約1万1千円前後が全国平均だ。低いところで8千円台、高いところで1万5千円以上まで幅がある。
月の夜勤回数は平均4〜5回。単純計算で、月4回なら4万4千円、月5回なら5万5千円。これが基本給に上乗せされるわけだ。年収ベースで見ると、夜勤手当だけで約55万〜65万円を稼いでいる計算になる。
【2交代の夜勤手当まとめ】
- 1回あたり:約1万1千円前後(相場幅:8千円〜1万5千円超)
- 月回数の平均:4〜5回
- 月額への寄与:約4万4千円〜5万5千円
- 年額への寄与:約55万〜65万円
ここで一つ、数字のマジックに気をつけてくれ。2交代の夜勤は拘束時間が16時間前後ある。1万1千円を16時間で割ると、1時間あたり約687円だ。深夜の手当と思うと…どうだ? 意外とそんなもんか、と思わないか?
3交代勤務の夜勤手当の平均(準夜勤・深夜勤)
3交代勤務は、準夜勤(16時〜0時)と深夜勤(0時〜8時)で手当が分かれる。全国平均はそれぞれこうだ。
| 区分 | 1回あたり平均 | 相場の幅 |
|---|---|---|
| 準夜勤 | 約4,200円 | 3,000円〜6,000円 |
| 深夜勤 | 約5,400円 | 4,000円〜8,000円 |
3交代の夜勤回数は、準夜+深夜合わせて月8〜10回が平均。1回の拘束時間は8時間前後と短いが、回数が多いので月額としては2交代とそこまで大差がつかない。
「1回あたりの手当額」だけ見ると、3交代は2交代の半分以下に見える。でも回数で積み上がる仕組みだから、月額で比較しないと正しい比較にならない。ここ、意外と落とし穴だ。
2交代と3交代、手当額が高く見えるのは2交代な理由
結論を言う。2交代の1万1千円は、実質「準夜+深夜」の合算に近いから手当額が大きく見えているだけだ。
3交代の準夜4千円+深夜5千円を足すと約9千円。2交代の1万1千円に近い数字になるだろ? つまり2交代は「準夜+深夜を一晩でまとめてやってる」みたいな働き方なんだ。
もこちゃんじゃあ2交代と3交代、手当だけで比べてもあまり意味ないってことですか…?



その通りだ。比べるなら、月額+拘束時間+生活への影響までセットで見ろ。俺は3交代も2交代も両方やった。どっちも一長一短だ。
俺の経験で言うと、3交代は夜勤回数が多くて生活リズムがぐちゃぐちゃになる。月何曜日に夜勤があるか、自分でもわからなくなる時期があった。一方で2交代は回数が少ない代わりに、1回の拘束が16時間。不穏患者や急変が続いた夜は、仮眠なんて取れない。朝の申し送りの頃には、もう記憶が飛びかけてた。
手当額だけで「2交代の方が稼げる」って判断するのは早計ってわけだ。
病院規模・地域・勤務形態別|夜勤手当の相場早見表
相場は、職場のタイプで大きく変わる。「全国平均」という一つの数字で自分の手当が安いか高いか判断すると、必ずどこかでズレる。
ここでは、比較軸を「病院規模」「地域」「勤務形態」の3つに分けて、自分の立ち位置を把握できるようにする。
病院規模別の相場(大学病院・一般病院・クリニック・介護施設)
結論を先に言うと、大学病院・公立病院は相場より高め、中小一般病院は平均前後、介護施設は病院系よりやや低めが一般的な傾向だ。
| 職場タイプ | 2交代1回あたり目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大学病院・公立病院 | 1万2千〜1万5千円 | 基本給も高く手当も厚い。ただし業務は激務 |
| 中小一般病院 | 1万〜1万1千円 | 平均前後。バラつきが大きい |
| クリニック | ほぼ夜勤なし | 外来主体。対象外 |
| 老健・特養 | 6千〜1万円 | 病院系より低めだが業務負荷も軽め |
大学病院の手当が高いのは、基本給が高い職場ほど割増計算の額も大きくなるからだ。介護施設が低めに見えるのは、そもそも急変対応が少なく、看護業務の強度が低いため。金額だけじゃなく、業務の負荷込みで見るのがフェアだ。
地域差(都市部と地方)
地域差は、手当単体で見るとそこまで大きくない。ただし基本給とセットで見ると、年収レベルでは明確な差が出る。
- 都市部:基本給が高く、深夜割増も自動的に高くなる。手当額は標準的でも、年収ベースでは有利
- 地方:基本給が低めな代わりに、人手不足で夜勤手当を厚めに設定している病院も存在する
「俺の病院、夜勤手当だけは全国平均より高いのに、月収は同世代より低い」――これ、地方の中小病院でよくある話だ。手当が高く見えても、基本給が安いとボーナスで一気に回収される。「手当額が高い=高収入」ではないってことだ。
夜勤専従の場合の相場
夜勤専従は、月10〜12回の夜勤で月収40〜50万円超も狙える。夜勤単価が通常より高く設定されているケースもある。稼ぎたい看護師には一つの武器だ。
ただし、綺麗事抜きで言う。夜勤専従は稼げる代わりに、友人との付き合いが時間的に不可能になる。俺の周りにも夜勤専従にシフトして稼いだ看護師は何人もいるが、誰もが「友達と予定が合わない」「家族との時間が消えた」と口をそろえる。



夜勤が好きで稼ぎたいなら、夜勤専従はアリだ。ただし「一時的に稼ぐ手段」として使え。消耗品は身体だけじゃなく、人間関係もだってことを覚えておけ。
夜勤手当の平均だけで判断するな|深夜割増賃金との決定的な違い
ここが、この記事で一番伝えたいパートだ。しっかり読んでくれ。
夜勤手当と深夜割増賃金は、全く別物だ。この違いを知らずに働いている看護師が、本当に多い。俺もそうだった。
ある日、給与明細をじっくり見てみたんだ。「夜勤手当」って項目に、それなりの金額が載ってた。「まあ、全国平均くらいはもらってるな」と思ってた。でも、よく見てみたんだ。深夜割増賃金の項目がどこにもない。「おかしいな」と思って、就業規則を引っ張り出した。そこに書いてあった文言に、マジで声が出た。
「夜勤手当には深夜割増賃金を含むものとする」。つまり俺がもらってた「夜勤手当」には、法律で決まってる深夜割増賃金が込みで入ってたんだ。本当の手当部分だけで計算し直したら、全国平均をかなり下回ってた。
「え、俺ってこんなに安く働かされてたのか」。17年間、夜勤頑張ってきた自分が、急にバカに思えた。自虐的に言うなら、俺は17年間、職場にとって超お得な労働力だったわけだ。
夜勤手当と深夜割増賃金の違いを表で整理
まず、この2つの違いを頭に入れておけ。
| 項目 | 夜勤手当 | 深夜割増賃金 |
|---|---|---|
| 性質 | 職場が任意で支給する手当 | 労働基準法で定められた法定割増 |
| 根拠 | 就業規則・労働契約 | 労働基準法第37条 |
| 対象時間 | 夜勤勤務全体 | 22時〜翌5時の勤務 |
| 金額の決まり方 | 職場ごとに設定 | 基本給×25%以上(法定) |
| 支給義務 | 任意 | 必須(違反すれば違法) |
本来は、この2つが別建てで給与明細に記載されるのが正しい姿だ。「夜勤手当 1万1千円」+「深夜割増 4千円」=1万5千円、みたいな形だな。
ところが、一部の職場では「夜勤手当1万1千円(深夜割増込み)」という書き方で済ませてしまっている。この場合、純粋な夜勤手当は7千円程度ということになる。全国平均の半分ちょっとだ。
「夜勤手当」に深夜割増を混ぜ込む職場の見抜き方
見抜き方はシンプルだ。給与明細に「深夜割増」「深夜手当」の項目が別建てで存在するかどうかを見ればいい。
- 給与明細に「夜勤手当」とは別に「深夜割増」「深夜勤務手当」の項目があるか
- 夜勤手当の項目しかない場合、就業規則に「夜勤手当に深夜割増を含む」の記載がないか
- 人事担当者・師長に聞いたときに明確に説明してもらえるか
違法じゃないケースもある。「夜勤手当の中で法定深夜割増を超える金額が支給されている」なら、計算上は労基法に違反していない。ただし、本来の夜勤手当の価値が薄まってるのは事実だ。この構造を知ったうえで「それでもこの職場でいい」と選ぶのと、知らずに働き続けるのでは、全然意味が違う。



でも、人事の人に「深夜割増どうなってますか?」って聞くの、ちょっと怖いです…



わかる。聞きづらいよな。だったら、まず就業規則を自分で確認しろ。労働者にはそれを見る権利がある。
自分の給与明細をチェックする3ステップ
口で言ってもピンと来ないだろうから、具体的な手順を示す。今からやれ。
できれば過去3ヶ月分あるとなお良い。夜勤回数が違う月を比較すると内訳の動きが見えてくる。
これらが別々に記載されていれば正常。夜勤手当しかない場合は、就業規則で「深夜割増を含む」の一文がないか確認しろ。
「夜勤手当合計 ÷ 夜勤回数」で1回あたりを計算。2交代なら1万1千円前後、3交代なら準夜4千円・深夜5千円が基準。下回ってたら相場より低いってことだ。
ここまでやって初めて、「自分の夜勤手当が妥当か」を判断するスタートラインに立てる。
夜勤手当の月収・年収への影響|回数別シミュレーション
結論を言う。夜勤の月回数が違うだけで、年間で数十万円の差が出る。そして、ここにも落とし穴がある。
2交代1回1万1千円を基準に、月の夜勤回数別で年収への寄与を計算してみた。自分の状況に近い行を見てくれ。
| 月の夜勤回数 | 月額の手当 | 年額の手当 | タイプ |
|---|---|---|---|
| 月2回 | 2万2千円 | 約26万円 | 軽め。日勤主体 |
| 月4回 | 4万4千円 | 約53万円 | 平均的 |
| 月6回 | 6万6千円 | 約79万円 | 多めの2交代 |
| 月8回 | 8万8千円 | 約106万円 | ハードな病棟 |
| 月10回 | 11万円 | 約132万円 | ほぼ夜勤専従レベル |
| 月17回 | 18万7千円 | 約224万円 | ブラック級 |
月17回の行、見てくれ。これ、俺の実体験だ。一ヶ月20回出勤のうち夜勤17回。夜勤専従でもないのにだ。給料は悪くなかった。手当だけで月20万近く乗ってたからな。でもな――。
深夜のナースステーションで一人、心電図モニターのアラームだけが鳴り響く中、自分が今何曜日かわからなくなった。昼夜が完全に逆転し、休みの日も昼過ぎまで起きられない。友達からの誘いは全部断るようになった。手当で稼げる金額以上に、人生から何かが静かに抜けていった。



これだけは言っておく。月の夜勤回数は「自分が受け取る手当」だけじゃなく、「自分が払ってるコスト」でもある。稼いだ金額と失ったものを両方見ろ。
夜勤手当で”月収を盛る”病院の構造
ここ、しっかり聞いてくれ。一部の病院は、基本給を低く抑えてボーナスを圧縮し、夜勤手当で月収の見栄えを良くしている。構造的な話だ。
仕組みはこうだ。ボーナスは「基本給×○ヶ月分」で決まる。つまり基本給を低く抑えれば、ボーナス支給額も連動して下がる。その分を夜勤手当で埋めれば、月収はそこそこの数字になる。求人票の「月収30万」という数字は盛れる。でも年収で見ると、夜勤手当を含めても同年代の会社員と大差ない――そんな構造だ。
俺はこれに気づかず17年間働いた。夜勤月8〜10回で給料が多いと思い込んでた。でも同じ年の、夜勤なんて一切やってない友人の会社員と年収を比べたら、ほぼ同じだったんだ。あの時はマジで愕然とした。夜勤で身体壊しかけてまで稼いでたつもりが、普通に日勤8時間やってる人間と同じ年収だった。
こういう病院を見抜くには、月収だけじゃなくボーナス含めた年収、さらに基本給の金額まで求人票で確認するのが鉄則だ。
【セルフチェック】あなたの夜勤手当は相場と比べて妥当か?
ここまで読んでくれたお前に、自分の手当が妥当かどうかを判断するチェックリストを渡す。「平均と比べて高いか低いか」ではなく、「内訳込みで見て、自分を安売りしていないか」――この視点で見てくれ。
- 給与明細に「深夜割増」が夜勤手当と別建てで記載されているか
- 自分の夜勤1回あたりの手当が、全国平均(2交代1万1千円・3交代準夜4千円/深夜5千円)の範囲内か
- 基本給が自分の年齢・経験年数の相場(看護協会データや求人票で確認可能)に達しているか
- ボーナス込みの年収が、同地域・同規模病院の相場と比べて見劣りしていないか
- 夜勤の拘束時間で割った時給換算で、自分が納得できる金額になっているか
3つ以上NGがついたら、自分は相場より安く働かされている可能性が高い。全部NGなら、はっきり言う。職場の構造を疑え。
別に、NGだらけだからといって明日辞めろなんて言わない。ただ、「今の自分がどこに立ってるか」を把握することが全ての出発点だ。知らずに疲弊するのと、知ったうえで選ぶのでは、人生の納得感が全く違う。
夜勤手当が相場より安かった場合の3つの選択肢
セルフチェックで「相場より安い」とわかった場合、選択肢は3つある。即転職が正解ってわけじゃない。順番に見ていこう。
まず職場に確認・交渉する
一番ハードルが低いのがこれだ。辞めずに済む可能性もある。
- 就業規則・給与規定を自分で読み、内訳を把握する
- 人事担当や師長に、深夜割増が別建てかどうかを確認する
- 労基法に違反している場合は、労基署に相談する選択肢もある
ただし正直に言う。病院の給与規定を個人交渉で変えるのは現実的に難しい。「うちはこの規定で運営してます」で終わる可能性が高い。それでも、確認することには意味がある。確認して「ダメだ」となれば、次のステップに進む判断材料になるからだ。
夜勤手当に依存しない生活設計に切り替える
ここが、この記事で一番伝えたいもう一つの話だ。夜勤手当がないと生活できない、というのは思い込みである可能性が高い。
俺の実体験を話す。院内の配置換えで夜勤のない部署に移った時、夜勤手当が一気になくなった。毎月5万近く乗ってた手当がゼロだ。「本当の手取り、こんなに少なかったのか」と愕然とした。最初の数ヶ月は貯金を切り崩してなんとか凌いでた。
このままじゃマズい、と思って、お金の勉強をゼロから始めた。辿り着いたのが「固定費の見直し」だ。具体的に削ったのは3つ。
【俺が見直した固定費】
- スマホ代
大手キャリアから格安SIMに変更:月5,000〜8,000円の削減 - 保険
不要な医療保険を整理、火災保険・自動車保険の見直し:月数万円の削減 - 電気代
電力会社の見直し:月数千円の削減
この3つだけで、1年かけて年間50万円の節約に成功した。夜勤手当が月5万なら年間60万。つまり固定費を見直すだけで、夜勤手当とほぼ同じ額をカバーできる計算になるんだ。



えっ、そんなに変わるんですか?スマホと保険と電気代だけで…?



変わる。俺が一番驚いたのがそこだ。食費を削ろうとしてスーパーを何件もハシゴするより、固定費の大手術をやる方が圧倒的に効果がデカい。
夜勤を続けるか辞めるかの前に、まず自分が何にいくら払ってるかを把握しろ。これをやるだけで、「夜勤手当がないと生きていけない」という恐怖がだいぶ薄まる。
相場以上の夜勤単価の職場へ転職する
「夜勤は好きだけど、単価が安いのが許せない」――そういう看護師は、相場以上の夜勤単価を払う職場へ移るのが正解だ。自分を安売りするな。
夜勤単価が高い傾向にある職場タイプはこんな感じだ。
- 大学病院・公立病院(基本給が高いので深夜割増も大きい)
- 都市部の急性期病院
- 夜勤専従求人を積極的に出している病院(単価を上げて人を集めているケース)
転職活動の際、求人票で必ず確認すべきポイントはこの4つ。
- 夜勤手当と深夜割増が別建てで記載されているか
- 基本給は自分の経験年数に見合っているか
- ボーナスは年何ヶ月分か(夜勤手当はボーナスの計算対象外のため、基本給×月数で計算される)
- 月の夜勤回数の上限・下限は明示されているか
求人票だけでは判別しづらい内部情報(実際の夜勤回数、深夜割増の扱い、ボーナスの実績値など)は、転職サイトのアドバイザー経由で聞くのが一番早い。俺も転職サイトに登録した時に、担当者から「この病院は夜勤手当とは別に深夜割増を出してる」といった情報を聞けた。内部情報を持ってる人に聞くのが、最短ルートだ。
夜勤手当が高くても辞めたくなる|数字だけで職場を選ぶなという話
ここまで「夜勤手当が相場より安いか」の話をしてきたが、一つ大事なことを言わせてくれ。手当が高い=良い職場、ではない。
俺が月17回夜勤をやってた時の病院は、夜勤手当の単価は悪くなかった。月収だけ見たら、そこそこの数字だ。でも身体が完全に壊れかけた。35歳の健康診断で不整脈を指摘され、医者に「このまま夜勤を続けたら身体が持たない」と言われた。その時、初めて気づいた。金額だけで評価すると、身体と時間を安売りするってことに。
夜勤手当の額を判断する時は、この5つをセットで見てくれ。
- 1回あたりの手当額(金額そのもの)
- 月の夜勤回数(多すぎないか)
- 拘束時間と仮眠の有無
- 夜勤帯の人員体制(1人夜勤か、複数体制か)
- 急変時のバックアップ体制
手当1万5千円でも、仮眠ゼロで急変対応を一人でこなす夜勤なら、手当1万円で仮眠2時間確保できる夜勤の方がトータルでは得かもしれない。数字は一つの材料に過ぎない。お前の身体と時間の価値で、数字を評価し直せ。
【客観視】夜勤手当の相場以上を狙うなら、まず選択肢を知ろう
ここまで読んで「自分の手当、やっぱり低いかもしれない」と思ったなら、次の行動はシンプルだ。相場を知ったら、次は自分の市場価値を知る番だ。
転職サイトに登録して求人票を見比べるだけで、「自分のいる職場の夜勤手当がどの位置にあるのか」が一気に立体的に見えてくる。登録は無料だし、今すぐ転職する必要もない。選択肢を知るための情報収集として使えばいい。俺も最初はそうだった。
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看護師転職サイトを使うときに知っておきたい5つの注意点
転職サイトは便利だが、使い方を間違えると逆に時間を取られて、結局妥協した転職先に決めてしまうなんてことになりかねない。
登録する前に、この5つだけは頭に入れておけ。
転職を考え始めたら早めに登録しておく
「そろそろ転職しようかな」と思った時点で登録しておくのが正解だ。
退職ギリギリになってから慌てて登録すると、面談も求人紹介もバタバタで進むことになる。比較検討する余裕なんてなくなるんだ。
その結果どうなるかって?「とりあえずここでいいか」って妥協して決めてしまう。で、入職してから「思ってた職場と全然違った…」ってなるパターンだ。俺はこれで後悔してる看護師を何人も見てきた。



でも、まだ転職するか決めてないのに登録していいんですか?



全然いい。登録したからって転職しなきゃいけないわけじゃないからな。求人を眺めるだけでも「今の職場って実は条件悪かったんだ」って気づけたりする。「いい求人が出たら動く」くらいの余裕を持っておけ。
登録は2〜3サイトがベスト
転職サイトは2〜3サイトに登録するのがちょうどいい。
1サイトだけだと、紹介される求人が偏ったり、担当者との相性が合わなかった時に逃げ場がなくなる。かといって多すぎると、このあと書くように面談だけで消耗する。
2〜3サイトに登録しておけば、求人の比較もできるし、担当者の対応も見比べられる。「このサイトの担当者はイマイチだけど、こっちは合うな」って判断できるようになるんだ。
登録後に聞き取り面談があることを知っておく
転職サイトに登録すると、担当者から電話やLINEで聞き取りの面談(ヒアリング)の連絡が来る。
「登録したらすぐ求人が届くんだろ?」って思ってる人が多いんだが、実際はまず希望条件とか転職理由の確認面談があって、そのうえで求人を紹介してもらう流れだ。
面談は1回あたり15〜30分くらいかかることが多い。事前に勤務地・給与・夜勤の有無・譲れない条件などの希望条件を整理しておくとサクッと終わるから、登録前にメモだけでも作っておけ。
登録しすぎると面談だけで時間が取られる
「たくさん登録した方が有利だろ」って思って4〜5サイト以上に登録すると、それぞれのサイトで面談が発生するから、面談だけで数時間ぶっ飛ぶ。
さらに、各サイトから電話・メール・LINEの連絡が一気に届くから、やり取りだけで疲弊する。本来の転職活動に集中できなくなったら本末転倒だろ?



まずは2〜3サイトで始めて、物足りなければ追加する。これが一番効率的なやり方だ。
担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
これ、言いにくいのはわかる。でも「この人とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の交代を申し出ろ。
交代をお願いするのは失礼なことじゃない。転職サイト側も担当者変更の対応には慣れてるから、気にする必要はまったくないんだ。
多くの転職サイトではLINEが連絡手段として使える。直接電話で言いにくかったら、LINEで「担当者を変更したいです」って送るだけでいい。それだけで済む話だ。
合わない担当者のまま進めると、希望と違う求人ばかり紹介されたり、転職のタイミングを逃す原因になる。少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに交代してもらうのがベストだ。



たしかに、合わない担当者に気を遣って我慢してたら、転職で失敗するのは自分ですもんね…



そういうことだ。担当者に遠慮して自分の人生を妥協するなんて、一番もったいないからな。
看護師の夜勤手当に関するよくある質問
- 夜勤手当は税金が高いって本当?
-
夜勤手当自体に特別な税率はかからない。通常の給与と合算されて所得税・住民税の課税対象になる。ただし月収が上がる分、累進課税で税額が増えて「思ったより手取りが増えない」と感じることはある。社会保険料の等級が上がるタイミングでも手取りが一気に目減りする場合があるな。
- 夜勤手当は残業代と別物?
-
別物だ。夜勤手当は「夜勤という勤務形態」に対する手当。残業代(時間外労働割増賃金)は「所定労働時間を超えて働いた時間」に対する割増。さらに深夜割増は「22時〜翌5時に働いた時間」の割増。これら3つは法律上もそれぞれ別の概念だ。混ぜて記載している職場があるから要注意だ。
- パート・非常勤でも夜勤手当はもらえる?
-
もらえる。ただし金額は正社員より低めに設定されている職場が多い。一方で深夜割増(22時〜翌5時の25%以上)は雇用形態に関係なく法律で支給義務がある。パート・非常勤で夜勤に入るなら、ここの支給有無は必ず確認しろ。
- 夜勤手当の相場は毎年変わる?最新データはどこで見る?
-
毎年少しずつ変わる。ここ数年は微増傾向だ。最新のデータは日本看護協会の「病院看護実態調査報告書」が一番信頼できる。公式サイトで無料公開されている。転職サイト系の記事はこのデータをベースに書かれていることが多いから、出典元を直接見るのが手っ取り早い。
- 夜勤手当が給与明細に明記されていない場合はどうすればいい?
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まず就業規則・賃金規程を確認しろ。労働者にはそれを閲覧する権利がある。そこに記載があるはずだ。記載を確認しても不明な点があれば、人事担当者に聞く。それでも不透明で「深夜割増がそもそも支給されていない」と判断できる場合は、労働基準監督署に相談する選択肢もある。
まとめ|夜勤手当の「平均」を知ることは、自分を安売りしないための第一歩
夜勤手当の平均額は、2交代で1回1万1千円前後、3交代で準夜4千円台・深夜5千円台。ただしこの「平均」は目安に過ぎない。内訳(深夜割増込みか別か)、基本給、ボーナス、拘束時間まで含めて初めて、自分の手当が妥当かを判断できる。
知らないまま働き続けるのが一番危ない。俺は17年間、自分が安売りされていることにも気づかずに夜勤をやっていた。お前には同じ間違いをしてほしくない。
最後にこの記事のおさらいだ。
- 夜勤手当の全国平均:2交代1万1千円前後、3交代は準夜4千円台・深夜5千円台
- 病院規模・地域・勤務形態で相場は大きく動く。全国平均だけで判断するな
- 夜勤手当と深夜割増賃金は別物。混同して支給している職場なら、実質安売りの可能性あり
- 自分の給与明細で「深夜割増」が別建てかどうかを必ず確認する
- 相場より安いと判断したら、選択肢は3つ:①職場に確認・交渉、②固定費見直しで生活設計を変える、③相場以上の職場へ転職
- 手当額だけで職場を選ぶな。拘束時間・人員体制・急変時のバックアップまでセットで評価しろ
今お前がやることはただ一つ。直近の給与明細を引っ張り出して、この記事の内容と照らし合わせてみろ。それが、自分を安売りしないための最初の一歩だ。



俺みたいに17年間気づかないまま働く必要はない。自分の給与明細を見ろ。話はそれからだ。



