「プリセプター、もう無理かもしれない…」
「自分の業務だけで手一杯なのに、新人の指導まで回らない」
「こんなことで辞めたいと思う自分は、指導者失格なんだろうか」
この記事で、その悩みに答えを出す。
先に言っておく。プリセプターがつらくて辞めたいと思うのは、甘えでも指導者失格でもない。むしろ、新人を真剣に育てようとしているからこそ、苦しくなるんだ。
かずくん俺は看護師歴20年以上、これまでに後輩の指導もプリセプターも経験してきた。自分の受け持ち業務で手一杯なのに新人の面倒まで見て、ミスがあれば一緒に頭を下げる。
あの板挟みのしんどさは、経験した者にしかわからない。
この記事では、あなたがなぜプリセプターをつらいと感じるのか、その原因を棚卸ししたうえで、原因別の対処法、つらさを成長に変える視点、そして一人で抱え込まないための相談先まで、俺の経験をもとに話す。
読み終わる頃には、辞めるにしても続けるにしても、次に何をすればいいかが見えてくるはずだ。
【結論】プリセプターがつらいなら辞めてもいい。ただし原因の深掘りが先だ
もう一度はっきり言う。プリセプターがどうしてもつらいなら、その役割を辞めても、職場を辞めてもいい。ただし、その前に「何がつらいのか」を深掘りすることだけは、絶対にやっておけ。
なぜなら、原因がわからないまま辞めると、次の職場でも同じことでつまずく可能性があるからだ。逆に、つらさの正体さえわかれば、たいていは打つ手がある。辞めずに楽になる道が見つかることも多い。
【辞める前に深掘りすべきこと】
- プリセプターという役割そのものがつらいのか
- 通常業務との重複で物理的に回らないのか
- プリセプティとの相性や、職場の環境がつらいのか
同じ「プリセプターがつらい」でも、役割そのものが向いていないのか、業務量の問題なのか、人間関係なのかで、取るべき行動はまったく違う。ここを混ぜたまま「とにかく辞めたい」で動くと、もったいない結果になりかねないんだ。



プリセプターがしんどくて…投げ出したいと思う私は、ダメですか?



ダメじゃない。新人を真剣に見てるからしんどいんだ。ただ、辞める前に「何がつらいのか」だけは見ておけ。そこが見えれば、道は一つじゃないとわかる。
というわけで、まずはあなたのつらさがどこから来ているのか、一つずつ棚卸ししていこう。
看護師がプリセプターがつらい、辞めたいと思う理由
「プリセプターがつらい」と一口に言っても、その理由は人によってバラバラだ。漠然とした「辞めたい」を放置するな。何がつらいのかを分解すれば、対処の方向が見えてくる。
- プリセプターという役割そのものがつらい
- 通常の看護業務とプリセプター業務の重複がつらい
- プリセプティと相性が合わない
- 教える責任やプレッシャーが重く感じる
- 相談できる相手やフォロー体制がない
- 心身に不調が出ている



当てはまりそうなものから読んでくれ。理由がハッキリするほど、このあと話す対処法がそのまま効いてくる。
プリセプターという役割そのものがつらい
そもそも「人に教える・育てる」という役割自体が負担に感じるなら、それはあなたの適性に関わる、正直な感覚だ。
なぜなら、看護師としての腕と、人に教える力はまったく別のスキルだからだ。自分の仕事はできても、それを言葉にして人に伝えるのは、また違う難しさがある。
【役割そのものがつらく感じるポイント】
- 自分の感覚でやっていたことを、言葉で説明できない
- 新人にどう接していいか距離感がつかめない
- 「育てる」という役割に、そもそもやりがいを感じない
俺も初めてプリセプターを任された時、自分が無意識にやっていた手技を、いざ新人に説明しようとして言葉に詰まったことがある。
「なんでこんな簡単なことが伝わらないんだ」と焦るほど、こっちも空回りした。教えるって、自分ができることとは別物なんだと痛感した。
だから、役割そのものがつらいと感じるのは、あなたが看護師として劣っているからじゃない。教える適性は、人それぞれ違うと理解しておけ。
通常の看護業務とプリセプター業務の重複がつらい
プリセプターがつらい理由として一番多いのが、自分の受け持ち業務に、新人指導が丸ごと上乗せされる二重負担だ。
なぜなら、プリセプターになっても自分の患者の受け持ちが減るわけじゃないからだ。そこに指導、確認、フィードバック、指導記録までが乗ってくる。時間も気力も、単純に足りなくなる。
【業務が重複して回らなくなる要因】
- 自分の受け持ち患者の業務は減らないまま指導が増える
- 指導記録やフィードバックで残業が増える
- 新人を待つ時間と、自分の業務を進めたい焦りが両立しない
俺の場合も、自分の処置を進めたいのに新人の手技を見守らなきゃいけない、その板挟みが地味にきつかった。気づけば自分の記録は後回しで、勤務後に居残り。
家に帰っても気が休まらず、生活リズムまで崩れていった。これは根性の問題じゃなく、物理的に時間が足りていないんだ。
業務の重複でつらいなら、それはあなたの能力ではなく、業務量の配分の問題だ。後半で、その調整の仕方を話す。
プリセプティと相性が合わない
指導する相手であるプリセプティと相性が合わないのも、つらさの大きな原因になる。相性の問題は、努力だけでは埋まらないことがある。
なぜなら、プリセプターとプリセプティは毎日のように密に関わる関係で、性格やペースが合わないと、その小さなズレが日々積み重なっていくからだ。
【相性が合わずつらくなるパターン】
- 何度教えても伝わらず、お互いに疲れてしまう
- 反応が薄く、理解できているのかわからず不安になる
- 価値観やペースが違いすぎて、関わるだけで気疲れする
俺も昔、新人時代に苦手な先輩とペアを組まされた時、相談したくても気を遣って言い出せず、必要最低限の言葉しか交わせなかったことがある。逆の立場でも同じだ。相手との相性が悪いと、教える側も教わる側も、ただ毎日が消耗していく。
相性でつらいなら、それはどちらかが悪いという話じゃない。組み合わせの問題だ。だからこそ、周囲を巻き込む対処が効いてくる。
教える責任やプレッシャーが重く感じる
新人が一人前になるかどうか、その責任を背負わされているように感じる。この重圧が、じわじわと心を削る。
なぜなら、プリセプターは新人のミスを自分の指導不足のように感じてしまいがちだし、実際に周囲からそういう目で見られる場面もあるからだ。
【責任の重さを感じる場面】
- 新人のミスを「自分の教え方が悪い」と背負ってしまう
- 新人が辞めたら自分のせいだと思い込んでしまう
- 師長や周囲から指導の成果を評価される立場のプレッシャー
新人がミスをするたびに「俺の教え方が悪かったのか」と眠れなくなった時期もあった。でも冷静に考えれば、新人の成長は本人の頑張りや職場全体のサポートで決まるもので、プリセプター一人の肩にかかっているわけじゃない。
背負いすぎていたのは、責任感が強すぎたからだ。
責任で押しつぶされそうなら、それはあなたが真面目に向き合っている証拠だ。だが、真面目さと抱え込みは違う。一人で全部背負うな。
相談できる相手やフォロー体制がない
つらさを加速させる最大の要因が、相談できる相手がいない、フォロー体制が機能していない職場だ。
なぜなら、本来プリセプターには、それを支える先輩や教育担当のフォローがあるべきだからだ。それが形だけで機能していないと、プリセプターが孤立して全部を抱え込むことになる。
【孤立しやすい職場の特徴】
- フォロー役の先輩がいる建前だが、実際は放任されている
- 周りも忙しすぎて、相談を切り出せる空気がない
- 「プリセプターなら自分で何とかして当然」という雰囲気がある
相手も忙しそうで相談しづらい。そんな状況は、俺も嫌というほど経験してきた。だが、相談しないまま抱え込むと、つらさは増える一方だ。フォローがない職場の構造そのものが、プリセプターを追い詰めているケースは本当に多い。
相談できずに孤立しているなら、それはあなたの努力不足ではなく、職場の支援体制の問題だ。ここは見極めが必要になる。
心身に不調が出ている
ここはいちばん真剣に聞いてくれ。すでに心身に不調が出ているなら、それは見過ごしてはいけないサインだ。
なぜなら、強いプレッシャーやストレスが続くと、眠れない・食べられない・気持ちが沈むといった形で、身体や心に表れることがあるからだ。我慢で押し切ると、回復に時間がかかる場合もある。
【見逃してはいけない不調のサイン】
- 夜眠れない、または眠っても疲れが取れない
- 食欲がない、または食事のリズムが崩れている
- 仕事前に動悸がする、涙が出る、気持ちが落ち込む
俺も追い詰められた時期、仕事前になると胃が痛くなり、手が震えたことがある。当時は「気のせいだ」で済ませていたが、今思えば完全に身体からの警告だった。
あなたに同じ後悔をしてほしくない。心身の不調は、気合いで治すものじゃないんだ。
もし今、こうした不調が出ているなら、一人で抱え込まず、産業医や主治医など専門家に早めに相談してくれ。プリセプターを続けるかどうかは、その次の話だ。身体と心が先だ。
「【夜勤17年】看護師の夜勤がつらい辞めたい俺が日勤で復活した話」はこちら
原因別|プリセプターがつらい時の対処法
つらい理由が違えば、打つ手も変わる。棚卸しした原因ごとに、現実的な対処法を整理した。
- 役割や責任:フォローしてくれる先輩に相談する
- 業務の重複:抱え込まず負担の調整を求める
- プリセプティと合わない:関わり方を変え、周囲を巻き込む
- 心身の不調:無理に続けず、まず離れる判断を
役割や責任:フォローしてくれる先輩に相談する
役割や責任の重さがつらいなら、まずはフォローしてくれている先輩や教育担当に、具体的に相談しろ。
なぜなら、先輩も同じプリセプターの道を通ってきていて、つまずきポイントを知っているからだ。一人で悩む時間が、相談一本であっさり解決することもある。
【相談する時に伝えると良いこと】
- 「教えるのが不安」と、漠然とした不安をそのまま言葉にする
- 「どこまで自分の責任か」を一緒に整理してもらう
- うまくいかない具体的な場面を一つ挙げて助言を求める
相談する時は、「つらいです」だけでなく、「教えるのが不安」「責任の範囲がわからない」と具体的に伝えるのがコツだ。そうすれば相手も動きやすい。
俺自身、抱え込んでいた悩みを先輩にぶつけたら「それは一人で背負う話じゃない」と言われて、肩の力が抜けた経験がある。
つまり、役割や責任のつらさは、抱え込まず周囲に開示することで軽くなる。まずは話せる先輩を一人見つけろ。
業務の重複:抱え込まず負担の調整を求める
業務の重複で物理的に回らないなら、根性で乗り切ろうとせず、負担そのものの調整を求めろ。
なぜなら、時間が足りないという問題は、気合いでは解決しないからだ。受け持ち数や役割分担を見直してもらうのが、一番現実的で効く対処だ。
【負担を調整するための具体策】
- プリセプター期間中は受け持ち患者を減らせないか相談する
- 指導記録や確認作業を、チームで分担できないか提案する
- 残業が常態化しているなら、師長に勤務状況を具体的に伝える
「自分が我慢すれば回る」と思って抱え込むと、結局つぶれて職場全体に迷惑がかかる。それより、早めに「今こういう状態で回りきれていない」と数字や場面で伝えた方が、相手も対応しやすい。
負担の調整を求めるのは、わがままじゃなく、職場を回すための正当な交渉だ。
だから、業務の重複は、一人で抱えず仕組みで解決する。声を上げることから始めろ。
プリセプティと合わない:関わり方を変え、周囲を巻き込む
プリセプティと相性が合わないなら、相手を変えようとするより、関わり方を変え、周囲を巻き込め。
なぜなら、人の性格をこちらの都合で変えることはできないし、相性の悪さを二人だけで何とかしようとすると、お互いに追い詰め合うだけだからだ。
【相性が合わない時の現実的な対処】
- 「仲良くなる」より「必要な指導が伝わる」を目標にする
- 自分以外の先輩にも関わってもらい、教える人を分散させる
- 相性の問題は早めに教育担当・師長に共有しておく
プリセプティの指導を、自分一人で抱える必要はない。複数の先輩で関われば、新人にとっても学びの幅が広がるし、あなたの負担も減る。相性の悪さを「自分の力不足」と抱え込まず、早めに周囲に共有しておくことが、お互いを守ることにつながる。
つまり、相性は無理に克服しようとせず、チームで分散させる。それが一番現実的な解決策だ。
心身の不調:無理に続けず、まず離れる判断を
すでに心身に不調が出ているなら、対処の優先順位は明確だ。続けるかどうかの前に、まず一度離れて休む判断をしろ。
なぜなら、身体や心が限界の状態で重要な決断をしても、まともな判断はできないからだ。休養や治療で回復してからの方が、続けるか辞めるかも冷静に選べる。
【不調が出ている時にまずやること】
- 産業医・主治医など専門家に早めに相談する
- 必要なら、プリセプターの役割を一度外してもらう相談をする
- 続けるか辞めるかは、回復してから考える
俺は昔、身体の異変を「気のせい」で片づけて、限界まで我慢してしまった。だからこそ強く言う。あなたには同じ失敗をしてほしくない。プリセプターを途中で外れることは、逃げでも失格でもない。自分を守るための、正しい判断だ。



つらさの正体がわかれば、たいていは打つ手がある。一人で抱えるな。まず誰かに話すこと、それだけで景色が変わるぞ。
つらい経験も、深掘りして対応すれば看護師人生の財産になる
ここで一つ、前向きな話をする。プリセプターのつらさは、原因を深掘りして対応すれば、今後の看護師人生の財産になる。
なぜなら、人に教える経験、業務量を調整する交渉、相性の悪い相手とうまく付き合う工夫。これらはどれも、この先どの職場に行っても通用するスキルだからだ。
- 人に物事を順序立てて伝える指導力
- 自分の業務量を調整し、周囲に助けを求める力
- 相性の合わない相手とも仕事を進める対応力
俺自身、あの時さんざん悩んでプリセプターをやり切った経験が、その後の後輩指導やチームのまとめ役で何度も生きた。「教えるのって難しい」と痛感したからこそ、相手の立場で考えられるようになったんだ。
ただし、勘違いするな。財産になるのは「深掘りして対応した場合」であって、限界まで我慢し続けることではない。我慢の方向を間違えるな。原因を探って手を打った経験こそが、あなたの力になる。
「プリセプターがつらい」だけか「今の職場が合わない」かを切り分けろ
原因を棚卸しして対処しても、つらさが消えないこともある。そんな時は、「プリセプターという役割がつらいだけ」なのか「今の職場そのものが合わない」のかを切り分けろ。
なぜなら、この二つは取るべき行動がまったく違うからだ。役割がつらいだけなら、相談や調整、役割の見直しで解決できる。だが、職場の体制や人間関係そのものが合わないなら、環境を変えることを考えた方がいい。
【切り分けの目安】
- 役割がつらいだけ:プリセプターを外れれば前向きに働けそう → 相談・調整で対応
- 職場が合わない:誰に相談しても変わらず、職場全体に限界を感じる → 転職を検討



プリセプターが嫌なのか、この病院が嫌なのか、自分でもわからなくなってて…



そこを分けるだけで、次にやることが変わる。「プリセプターさえ外れれば働ける」と思えるなら、職場が嫌なわけじゃない。まずはそこを見極めろ。
多くの場合、つらいのは「プリセプターという役割」だけで、職場や看護師の仕事そのものは嫌いじゃないことが多い。まずはここを切り分けたうえで、それでも職場が合わない場合の選択肢を見ていこう。
「【ぶっちゃけ】看護師の人間関係が最悪で辞めたい時の動き方の正解」はこちら
どうしても今の病院が合わないなら、転職を検討するのもアリ
切り分けた結果、「プリセプターうんぬんより、この職場自体がもう無理だ」と感じるなら、転職を検討するのは、まっとうな選択肢だ。
なぜなら、フォロー体制がなく、相談しても何も変わらない職場で消耗し続けるより、自分に合った環境を選び直した方が、看護師として長く健康に働けるからだ。
【転職を前向きに考えていい状況】
- 相談しても、フォロー体制も負担も改善する見込みがない
- 「プリセプターなら自分で何とかして当然」という風土が根強い
- 役割だけでなく、職場の人間関係や方針そのものに限界を感じる
勘違いしてほしくないが、転職は「逃げ」じゃない。合わない環境から、自分に合う環境を選び直す前向きな行動だ。
俺自身、これまでに6回転職してきたが、職場が変わるだけで、人間関係も働きやすさもガラッと変わると何度も実感してきた。退職も、段取りさえ踏めば怖いものじゃない。
ただし、勢いだけで辞めるのは勧めない。次の選択肢を見てから動く。それが後悔しない転職のコツだ。
一人で抱えるな|プリセプターがつらい時に相談すべき相手
プリセプターを続ける人も、辞めて転職を考える人も、共通して言えることがある。一人で抱え込むなということだ。誰に相談すればいいかを整理した。
【つらい時に相談すべき相手】
- まずはフォローしてくれている先輩看護師に相談する
- 相談相手がいない・転職を迷うなら看護師転職サイト
まずはフォローしてくれている先輩看護師に相談する
一番近くて頼れる相談先は、あなたをフォローしてくれている先輩看護師や教育担当だ。
なぜなら、職場の事情をわかったうえで、プリセプティへの関わり方や業務の分担など、具体的に動いてくれる立場にあるからだ。あなたが思っているより、解決の糸口を持っていることが多い。
- プリセプティへの関わり方を一緒に考えてもらえる
- 業務量の調整や役割分担を後押ししてもらえる
- 「自分だけじゃない」と気持ちが軽くなる
「こんなことで相談したら迷惑かな」と遠慮する気持ちはわかる。だが、先輩だって同じ道を通ってきている。つらさを具体的に伝えれば、たいていは親身に聞いてくれる。抱え込んでつぶれるより、よっぽどいい。
話せる先輩がいるなら、抱え込む前に一度ぶつけてみろ。それだけで楽になることもある。
相談相手がいない・転職を迷うなら看護師転職サイト
職場に相談できる相手がいない、転職するか迷っている。そんな時は、看護師転職サイトの担当者に相談するという手がある。
なぜなら、転職サイトの担当者は利害関係のない第三者で、今の状況の整理から、悩みの傾聴、合う職場の情報まで幅広く持っているからだ。しかも相談は無料で、登録したからといって必ず転職しなきゃいけないわけでもない。
【看護師転職サイトに相談できること】
- 今のつらさの整理と、自分に合う職場の方向性
- プリセプター制度や教育体制がしっかりした職場の情報
- 退職の切り出し方や引き継ぎなど、辞める時の段取り
俺も、転職目的というより「まず現状を整理したい」というつもりで転職サイトに登録したことがある。電話でもLINEでも丁寧に話を聞いてくれて、「この経験ならこういう職場が合う」と具体的なアドバイスまでもらえた。
職場で退職の相談がうまく進まなかった時期も、担当者が退職の伝え方まで一緒に考えてくれて助かった。



でも、まだ転職するか決めてないのに登録していいんですか?



全然いい。登録イコール転職じゃない。「話を聞いてもらって、今の状況を見直す」だけでも十分価値がある。一人で抱え込むより、よっぽど前に進めるぞ。
誰にも言えずに一人で苦しんでいるなら、利害関係のない第三者に話してみる。それが、今の状況を動かす最初の一歩になる。
「【ぶっちゃけ】看護師3年目で転職を迷うお前へ|辞めていい5つの理由」はこちら
辞めたいと考える前に相談できるおすすめ看護師転職サイト3選
「どの転職サイトに相談すればいいかわからない」という人のために、相談先として使いやすい看護師転職サイトを紹介する。情報収集だけでも気軽に使えるところを選んだ。
累計求人24万件以上でオリコン4年連続No.1!看護師転職ならナース専科 転職
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 累計求人数 | 24万件以上 (2016年 4月以降の累計) |
| 非公開求人 | あり |
| 対応エリア | 全国 希望エリアの専任が担当 |
| 対応施設 | 病院・クリニック・ 訪問看護・介護施設・ 企業 |
| サポート体制 | 電話・メール・LINE |
| LINE対応 | |
| 利用料金 | 無料 |
| 運営会社 | 株式会社 エス・エム・エス |
- 転職を迷う段階でも幅広く求人を出してくれた
- 担当者から求人の押し付けがなかった
- 紹介される案件の数は豊富だった
- 地域によっては給与が低めの求人も多かった
ナース専科は、旧ナース人材バンクとして2005年から20年以上の実績を持つ老舗の看護師転職サービス。
累計登録者数は130万人以上(2026年3月時点)で、東証プライム上場の株式会社エス・エム・エスが運営しているため信頼性も高いのが特徴だ。
【おすすめな人】
- とにかく多くの求人から比較して選びたい
- 初めての転職で手厚いサポートが欲しい
- 在職中で忙しく、LINEでやり取りしたい
- 地方での転職を考えている



累計130万人以上が登録してる実績とオリコン4年連続1位はダテじゃない。
「とりあえず求人を見たい」って段階でも、ここに登録しておけば間違いないぞ。
行きたい病院を「逆指名」できる!日勤のクリニックも探せるナースではたらこ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 逆指名 | あり (求人が出ていない施設も確認) |
| 非公開求人 | あり (多数保有) |
| 対応エリア | 全国対応 エリア別担当制 |
| 対応施設 | 病院・クリニック・ 訪問看護・介護施設 |
| サポート体制 | 電話・メール・ 対面・LINE |
| LINE対応 | |
| 利用料金 | 無料 |
| 運営会社 | ディップ株式会社 |
- 転職したい理由から丁寧に聞いてくれた
- 担当者に押し売り感がなかった
- 訪問看護の希望から日勤のクリニックまで視野が広がった
- 訪問看護の求人は少なめだった
ナースではたらこは、「行きたい病院があるけど求人が出ていない」という看護師のために、逆指名制度を設けている珍しい転職サービス。
求人票ではわからない職場の忙しさや雰囲気も担当者から聞けるから、夜勤をやめて日勤中心の働き方にシフトしたい看護師が職場を見比べやすいのが特徴だ。
【おすすめな人】
- 行きたい病院・クリニックが決まっている
- クリニックや日勤のみの職場を探している
- 担当者と対面で相談したい
- サポート力の高い転職エージェントを使いたい



「この病院で働きたいけど求人がない」って諦めてないか?
ナースではたらこなら逆指名で直接聞いてもらえるから、クリニックに移りたいなら頼りになるぞ。
職場のリアルな内部情報がわかる!人間関係まで教えてくれるレバウェル看護
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 職場訪問 | 年間4,000回超 (2023年8月21日時点) |
| 非公開求人 | あり 応募枠限定 |
| 対応エリア | 全国 |
| 対応施設 | 病院・クリニック・ 訪問看護・介護施設・ 有料老人ホーム |
| サポート体制 | 電話・メール・LINE |
| LINE対応 | |
| 利用料金 | 無料 |
| 運営会社 | レバウェル株式会社 |
- 希望の理由からしっかりヒアリングしてくれた
- 電話でもLINEでも対応が丁寧だった
- 訪問看護の求人を中心に紹介してくれた
- 条件に合う求人がなく転職は見送った
レバウェル看護は、職場訪問による独自の内部情報収集に力を入れている看護師専門の転職サービス。
「求人票だけではわからない職場のリアル」を教えてもらえるから、入職後のギャップを最小限にできる。厚生労働省の適正事業者認定(医療分野)も受けている安心できるサービスだ。
【おすすめな人】
- 職場の人間関係や雰囲気を事前に知りたい
- 年収アップを狙って好条件の非公開求人を見たい
- 初めての転職で何から始めればいいか分からない
- 在職中で忙しく、LINEで効率的に進めたい



転職で一番怖いのは「入ってみたら聞いてた話と違う」ってやつだろ?
レバウェル看護は実際に病院に足を運んで情報を集めてるから、入職後のギャップが少ないのが強みだな。
看護師転職サイトを使うときに知っておきたい3つの注意点
転職サイトは便利だが、使い方を間違えると逆に時間を取られて、結局妥協した転職先に決めてしまうなんてことになりかねない。登録する前に、この3つだけは頭に入れておけ。
- 登録は2〜3サイトがベスト
- 登録後に聞き取り面談があることを知っておく
- 担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
登録は2〜3サイトがベスト
転職サイトは2〜3サイトに登録するのがちょうどいい。
なぜなら、1サイトだけだと求人や情報が偏り、担当者との相性が悪かったときに逃げ場がなくなるからだ。かといって多すぎても消耗する。2〜3サイトが、ちょうどいい理由はこうだ。
- 1サイトだけだと、紹介される求人が偏り、相性が悪いと逃げ場がない
- 多すぎると、面談だけで消耗する
- 2〜3サイトなら、求人も担当者の対応も見比べられる
たとえば「このサイトの担当者はイマイチだけど、こっちは話が早いな」と見比べて判断できる。これは1サイトだけでは絶対にできないことだ。
だから、比較のしやすさと負担のバランスを考えると、2〜3サイトがベストになる。
登録後に聞き取り面談があることを知っておく
転職サイトに登録すると、担当者から電話やLINEで聞き取りの面談(ヒアリング)の連絡が来る。
なぜなら、登録してすぐ求人が届くのではなく、まず希望条件や転職理由を確認したうえで、求人を紹介する流れだからだ。面談前に、次の希望条件を整理しておくといい。
【面談前に整理しておく希望条件】
- 勤務地
- 給与
- 夜勤の有無
- 譲れない条件
面談は1回あたり15〜30分くらいかかることが多い。上の希望条件を先にメモしておくとサクッと終わるし、ズレた求人を紹介されにくくなる。
だから、登録前にメモだけでも作っておけ。それだけで面談の質が変わる。
担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
これは言いにくいのはわかる。でも「この人とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の交代を申し出ろ。
なぜなら、合わない担当者のまま進めると、希望と違う求人ばかり紹介され、転職のタイミングまで逃しかねないからだ。交代については、これだけ知っておけばいい。
【担当者交代で知っておくこと】
- 交代の依頼は失礼じゃない。転職サイト側も対応に慣れている
- 直接電話で言いにくければ、LINEで「担当者を変更したいです」と送るだけでいい
- 少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに動く
多くの転職サイトはLINEが連絡手段として使えるから、交代の申し出も一言送れば済む話だ。少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに交代してもらうのがベストだ。



たしかに、合わない担当者に気を遣って我慢してたら、転職で失敗するのは自分ですもんね…



そういうことだ。担当者に遠慮して自分の人生を妥協するなんて、一番もったいないからな。
まとめ|プリセプターがつらい自分を責めるな。原因を探れば道は開ける
プリセプターがつらくて辞めたいと思うのは、甘えでも指導者失格でもない。新人を真剣に育てようとしているからこそ、苦しくなるんだ。つらいなら、その役割を辞めても、職場を辞めてもいい。
大事なのは、辞める前に「何がつらいのか」を深掘りすること。原因を探って対応すれば、その経験はこの先の看護師人生で必ず役に立つ。一人で抱え込まず、先輩や転職サイトを頼っていい。
最後にこの記事のおさらいだ。
- プリセプターがつらくて辞めたいのは甘えじゃない。原因の深掘りが先だ
- 役割・業務の重複・相性・責任・相談相手の不在など、原因を棚卸しする
- 原因別に、相談・負担調整・関わり方の工夫・休養で対応する
- 深掘りして対応した経験は、今後の看護師人生の財産になる
- 「役割がつらいだけ」か「職場が合わない」かを切り分け、一人で抱えず相談する



我慢の方向を間違えるな。つらさの正体を探って、一人で抱えずに動け。それができれば、この経験は必ずあなたの力になる。
プリセプターがつらい看護師の良くあるQ&A
- プリセプターは断ってもいいですか?
-
断ることは可能だ。心身の不調や業務過多など正当な理由があるなら、師長に状況を具体的に伝えて相談しよう。無理に引き受けてつぶれる方が、職場にとってもマイナスになる。
- プリセプターは何年目で任されることが多いですか?
-
3〜5年目で任されることが多い。ただし職場によって幅があり、人手不足だともっと早い段階で任されるケースもある。
- プリセプターを途中で辞めたら評価が下がりますか?
-
正当な理由があれば、過度に気にする必要はない。心身の不調や業務過多を理由に役割を外れるのは、自分を守るための妥当な判断だ。一人で抱えてつぶれる方がリスクが大きい。
- プリセプティと合わない時はどうすればいいですか?
-
相性を無理に変えようとせず、関わり方を工夫し、ほかの先輩にも指導に入ってもらうのが現実的だ。相性の問題は早めに教育担当や師長に共有しておこう。
- プリセプターがつらくて転職するのはアリですか?
-
職場の体制や人間関係そのものが合わないなら、転職は前向きな選択肢だ。ただし勢いで辞めず、まず相談して現状を整理し、次の選択肢を見てから動くのがおすすめだ。



