「夜勤専従って実際どうなの? 稼げるって聞くけど、身体がもたないんじゃ…」
「夜勤だけに集中した方が、むしろ楽なのか?」
「メリットとデメリット、両方ちゃんと知ってから判断したい」
この記事で、その疑問に全部答えを出す。
俺は17年間夜勤を続けた元病棟看護師だ。夜勤専従で働いた経験もあるし、2交代も3交代も両方やった。夜勤のメリットもデメリットも、身体で覚えてきた人間だ。
先に言っておく。夜勤専従は「戦略的に使う」なら最強の稼ぎ方になる。ただし、出口を決めずにダラダラ続けると身体が壊れる。
この記事では、夜勤専従のメリット・デメリットから給料の実態、2交代と3交代のリアルな違い、向いている人の条件、そして夜勤専従を考える前に確認すべきことまで全部話す。最後まで読めば、自分に夜勤専従が合うかどうか判断できるはずだ。
そもそも夜勤専従とは?基本の働き方を押さえる
まず夜勤専従の基本を整理しておく。「なんとなく稼げそう」で飛びつく前に、働き方の全体像を把握しておけ。
夜勤専従の勤務形態と月あたりの勤務回数
夜勤専従とは、文字通り夜勤シフトだけに従事する働き方だ。日勤はない。夜勤だけを繰り返す。
勤務形態は大きく2パターンある。
【夜勤専従の勤務形態による比較】
| 勤務形態 | 1回の勤務時間 | 月あたりの勤務回数 | 月の総労働時間 |
|---|---|---|---|
| 2交代制 | 約16時間 | 約9回 | 約144時間 |
| 3交代制 | 約8時間 | 約15〜18回 | 約120〜144時間 |
日本看護協会のガイドラインでは、夜勤専従者の月あたり夜勤時間数は144時間以内が推奨されている。これを超えると過重労働のリスクが高まるとされているが、施設によってはこの基準をオーバーしているところもある。
ちなみに俺が昔いた病院では、夜勤専従でもないのに月20回出勤のうち17回が夜勤というブラックな状態だった。こうなると夜勤専従どころの話じゃない。昼夜が完全に逆転した生活になった。
夜勤専従の平均年収・月収・手取り
夜勤専従の給料が気になっている人は多いだろう。数字で見るとこんな感じだ。
【夜勤専従看護師の平均的な収入】
- 平均年収:約520〜590万円
- 平均月収:約35〜43万円
- 手取り:約25〜34万円
看護師全体の平均年収が約490万円だから、夜勤専従は30〜100万円ほど高い計算になる。月9回の出勤でこの金額が手に入るなら、効率はいいと感じるだろう。
ただし、この数字は施設によって大きく差がある。夜勤手当が1回あたり5,000円の施設と15,000円の施設では、年間で数十万円の差が出る。夜勤専従を選ぶなら、手当の金額をしっかり比較してから決めるのが鉄則だ。
2交代と3交代の夜勤専従、何が違う?
俺は2交代も3交代も両方やった。結論から言うと、「どっちもキツい。ただしキツさの種類が違う」。
| 項目 | 2交代 | 3交代 |
|---|---|---|
| 月の夜勤回数 | 約9回 | 約15〜18回 |
| 1回の拘束時間 | 約16時間 | 約8時間 |
| 仮眠 | 取れないことも多々 | 基本取れない |
| 食事のリズム | ズレやすい | バラバラ |
| 1回の夜勤手当 | 大きく見える(約11,000円) | 準夜勤約4,000円+深夜勤約5,000円 |
| 子育てとの両立 | 家族の協力必須 | なんとかなる |
2交代は勤務回数が少ないから「月の半分以上が休み」に見える。だが1回16時間の拘束はキツい。不穏患者の対応や急変が重なると、仮眠なんて取れないまま朝を迎える。拘束時間が長いぶん、子育てとの両立は家族の協力がないとまず無理だ。
3交代は1回の勤務が短いから身体の負担は2交代より少ない…と思いきや、月の夜勤回数が15回以上になると生活リズムが完全に崩壊する。仮眠は基本取れないし、食事のリズムはバラバラ。ただ、1回の拘束時間が短いぶん、家事育児との両立はなんとかなる。
2交代の夜勤手当は1回あたりの金額が大きく見えるが、実態は深夜勤と準夜勤の手当を合算した金額であることが多い。深夜割増賃金が別に支給されているかどうかも確認しておけ。ここを見落とすと、思ったより手取りが少なかったということになりかねない。
もこちゃん2交代と3交代、どっちがマシなんですか…?



正直、「どっちがマシか」じゃなくて「どっちのキツさなら自分が耐えられるか」で選べ。1回が長いのがダメなら3交代、回数が多いのが無理なら2交代。一長一短だ。
「【必見】看護師の夜勤回数に法律の上限は?労働基準法と72時間ルール」はこちら
「【有料級】看護師の夜勤専従がきつい本当の理由!リアルな現実を大暴露」はこちら
夜勤専従で働く5つのメリット
デメリットの話をする前に、まずメリットから整理する。夜勤専従には確かに大きな魅力がある。
- 勤務日数が少なくても高収入を得られる
- 日中の時間を自由に使える
- 委員会・研修・会議から解放される
- 人間関係がシンプルになる
- 一時的に集中して稼ぐ戦略として使える
勤務日数が少なくても高収入を得られる
夜勤専従の最大のメリットは効率の良さだ。
2交代の夜勤専従なら、月9回の出勤で日勤常勤以上の手取りが得られる。月の半分以上が休みなのに、給料は日勤勤務の看護師より高い。「時間あたりの稼ぎ」で考えたら、夜勤専従は看護師の中でもトップクラスだ。
夜勤手当に加えて、22時〜翌5時の勤務には法定の深夜割増賃金(基本給の25%増)が上乗せされる。この二重の加算があるから、同じ時間働いても日勤より単価が高くなるわけだ。
日中の時間を自由に使える
夜勤専従は夜に働いて、昼間が空く。当たり前だが、これが地味にデカい。
平日の日中に銀行・役所・病院に行ける。日勤で働いていると「役所に行きたいのに平日しか開いてない」問題に悩まされるが、夜勤専従ならこれがない。
趣味に時間を使えるし、資格の勉強や副業もやろうと思えばできる。子どもの学校行事に参加しやすいのもメリットだ。ただし、日中に質の良い睡眠を取れるかどうかがカギになる。睡眠が取れなければ「日中が自由」どころか「日中がぐったり」になる。ここは後でデメリットの章で詳しく話す。
委員会・研修・会議から解放される
日勤帯で行われる委員会活動、勉強会、病棟会議、ラダーの研修……正直、これが苦痛だという看護師は少なくないだろう。
夜勤専従なら、これらの「看護業務以外の仕事」からほぼ解放される。
看護業務に集中できるのは大きなメリットだ。「患者のケアだけに集中したい。委員会とか勉強会のために残業するのは勘弁してくれ」——そう思っているなら、夜勤専従は合っているかもしれない。
人間関係がシンプルになる
夜勤帯は少人数で回す。日勤帯のように大人数の中で複雑な人間関係に巻き込まれることが少ない。
「人間関係に疲れた」が理由で夜勤専従を選ぶ看護師は、実は結構いる。お局ナースとの軋轢、派閥、陰口……日勤帯の人間関係が嫌で夜勤に逃げるのは、選択肢として間違いじゃない。
ただし、夜勤帯は少人数だからこそ、合わない相手と同じシフトになると逃げ場がない。日勤帯の複雑さとはまた違うストレスがあることも覚えておけ。
一時的に集中して稼ぐ戦略として使える
個人的に、これが夜勤専従の一番賢い使い方だと思っている。
「2年間は夜勤専従で貯金する。目標は300万円。達成したら日勤に移る」——こういう期間と目標を決めて入るなら、夜勤専従はめちゃくちゃ強い武器になる。
夜勤が好きなら夜勤単価の高いところで働いて、自分を安売りするな。一時的に夜勤で高単価のところで稼ぐのはアリだ。ただし、「出口」を決めずにダラダラ続けるのだけは避けろ。理由はデメリットの章で話す。
「【知らなきゃ損】看護師の夜勤あり年収は平均525万円|額面と手取りの落とし穴」はこちら
夜勤専従で働く5つのデメリット
ここからは正直に話す。夜勤専従にはデメリットがある。しかも、メリットと同じくらい大きい。
いいことばかり言うつもりはない。俺が実際に経験して「これはキツかった」ということを全部出す。
- 体調管理が圧倒的に難しい
- 友人・家族との時間がなくなる
- キャリアアップの機会が限られる
- 夜間帯の責任とプレッシャーが重い
- 「夜勤専従ループ」から抜けにくくなる
体調管理が圧倒的に難しい
夜勤専従最大のデメリットは、体調管理の難しさだ。これは綺麗事なしで言う。
俺が夜勤を続けていた時の症状はこうだった。不眠、食事リズムの崩壊、体重増加、便秘。忙しくて食べられない日もあれば、夜勤中にドカ食いして、休みの日にもその習慣が抜けない。30代を超えた頃から、夜勤明けの生活リズムが元に戻らなくなった。
20代のうちは体力で乗り切れる。問題は30代以降だ。夜勤明けに寝ても、昼間の睡眠の質は夜間の睡眠に勝てない。遮光カーテンを引いても、外の音は聞こえるし、宅配便は来るし、昼間に深い睡眠を取るのは想像以上に難しい。
夜勤専従でこの生活が毎日続くことになる。日勤と混合のシフトなら「次は日勤だから夜寝れる」というリセット日があるが、夜勤専従にはそれがない。身体が完全に夜型に移行するか、慢性的な睡眠不足と付き合い続けるか、どちらかになる。
友人・家族との時間がなくなる
これも正直に言う。夜勤専従で友人との付き合いを維持するのは、時間的にほぼ不可能だ。
俺が夜勤専従で働いていた時、友人から「飲みに行こう」と誘われても、俺の「夜」は仕事の時間だった。休みの日は身体を休めるのが精一杯で、わざわざ出かける気力が残っていない。気づけば、友人との連絡が途絶えていた。
家族と同居している場合も同じだ。俺の同僚に、家族と同居しているヤツがいた。夜勤から帰っても家族が起きてるから寝れない。結局リビングのソファで仮眠して、また夜勤に行く。あいつの顔色、どんどん悪くなっていったな。
「日中が自由」というメリットの裏には、「周囲と活動時間帯が完全にズレる」というデメリットがセットでついてくる。これは覚悟しておけ。



友達との付き合い、全部なくなるんですか…? それはちょっと…



「全部なくなる」は言いすぎかもしれないが、相当減るのは間違いない。だからこそ「期間を決めてやる」のが大事なんだ。一生続ける働き方じゃない。
キャリアアップの機会が限られる
夜勤専従は「今の収入」には強いが、「将来のキャリア」には弱い。
日勤帯に行われる勉強会、ラダー研修、認定看護師の養成研修などに参加しにくい。管理職やリーダーへの昇進ルートも、基本的には日勤帯で評価されるポジションだ。
看護スキルも夜間帯の業務(巡回、急変対応、点滴管理等)に偏りやすい。日勤帯で行われる検査介助、手術出し、多職種カンファレンスなどの経験が積みにくくなる。
「今は稼ぐことが最優先で、キャリアアップは後で考える」なら夜勤専従でもいい。だが「将来は管理職になりたい」「専門看護師を目指したい」という目標があるなら、夜勤専従は遠回りになる可能性がある。
夜間帯の責任とプレッシャーが重い
夜間帯は、日勤帯と比べて医師も看護師も圧倒的に少ない。その中で判断を求められる場面が増える。
患者の急変が起きた時、日勤帯なら医師がすぐ来てくれる。夜間帯は当直医に連絡しても、来るまでに時間がかかる。その間の初期対応は、その場にいる看護師に委ねられる。
不穏患者の対応、転倒・転落のリスク管理、ナースコールの嵐。これを少人数で回す。経験年数が浅い看護師にとっては、かなりのプレッシャーになる。
だからこそ、夜勤専従はある程度の臨床経験(最低3年、できれば5年以上)を積んでからの方がいい。新人がいきなり夜勤専従に入るのはおすすめしない。
「夜勤専従ループ」から抜けにくくなる
これが一番怖いデメリットだと俺は思っている。夜勤専従の高収入に慣れると、日勤の給料に戻れなくなる。
夜勤専従で月35万稼いでいた人が、日勤のみに移ると月25万くらいに下がる。月10万の差額は生活レベルに直結する。「日勤に戻りたい」と思っても、「でも給料が下がるしな…」で結局夜勤を続けてしまう。
さらに、身体が夜型に完全に移行すると、日勤に戻した時のリズムの切り替えがキツい。心理的にも身体的にも「日勤に戻れない」状態になるのが、夜勤専従ループだ。
だからこそ、夜勤専従を始める前に「いつまでやるか」「いくら貯めたら辞めるか」を決めておけ。出口戦略のない夜勤専従は、ただの消耗戦だ。
夜勤専従が向いている人・向いていない人
メリットとデメリットを把握した上で、「じゃあ自分は向いてるの?」を判断するための基準を整理する。
向いている人の5つの条件
- 夜型の生活リズムが苦にならない人
昼間に寝て夜に活動するサイクルに適応できる - 少人数の環境が得意な人
大人数の人間関係より、少人数で黙々と仕事する方が合う - 短期集中で貯金・目標がある人
「2年で300万貯める」のように期間と目標が明確 - 日中の自由時間に明確な使い道がある人
資格の勉強、副業、育児など - 臨床経験3年以上で一人で判断できる人
夜間帯の少人数体制に対応できるスキル
この5つのうち3つ以上当てはまるなら、夜勤専従は選択肢としてアリだ。
向いていない人の特徴
- 30代後半以降で体力に不安がある人
夜勤の回復力は年齢とともに確実に落ちる - 家族と同じ生活リズムで過ごしたい人
活動時間がズレるストレスは想像以上に大きい - キャリアアップ(管理職・専門看護師等)を目指す人
夜勤専従では評価・研修の機会が限られる - 一人での判断にプレッシャーを感じやすい人
夜間帯の少人数体制がストレスになる
向いていない条件に当てはまるなら、無理に夜勤専従を選ぶ必要はない。夜勤専従以外にも収入を上げる方法はある。次のセクションで話す。
夜勤専従を考える前に確認すべき3つのこと
ここが一番伝えたいところだ。夜勤専従に飛びつく前に、まず確認すべきことが3つある。これを知らずに夜勤専従を始めると、後悔する可能性がある。
今の夜勤手当は相場と合っているか?
「夜勤専従で稼ぎたい」と思っている人に聞く。今の職場の夜勤手当が相場と比べて適正かどうか、ちゃんと確認したか?
俺の実体験を話す。ある日、給与明細をじっくり見てみたんだ。「夜勤手当」って書いてあるのに、よく見たら深夜割増賃金込みの金額だった。本当の夜勤手当だけで見たら、相場よりかなり安い。「え、俺ってこんなに安く働かされてたのか」って、マジで声が出た。
1回あたりの夜勤手当の全国平均はこの辺りだ。
| 勤務形態 | 夜勤手当の全国平均 |
|---|---|
| 2交代 | 約11,000円 |
| 3交代・準夜勤 | 約4,000円 |
| 3交代・深夜勤 | 約5,000円 |
自分の手当がこの平均と比べてどうか、一度確認してみてくれ。夜勤手当が相場より安い職場で夜勤専従をやっても、効率は悪い。夜勤専従に移るなら、手当が高い施設を選ぶのが大前提だ。



夜勤手当と深夜割増賃金って別物なんですか? 同じだと思ってました…



完全に別物だ。深夜割増賃金は法律で支払いが義務づけられている。夜勤手当は施設が独自に上乗せするものだ。この2つを込みにして「夜勤手当」と表示してる病院がある。給与明細をよく見ろ。
「夜勤で稼がないと生活できない」は本当か?
ここは俺の経験を話させてくれ。
夜勤のない部署に配置換えになった時、夜勤手当が一気になくなった。初めての手取りを見た時、「え、これだけ?」と愕然とした。最初は貯金を切り崩してなんとか凌いでいた。
「このままじゃまずい」と思って、お金の勉強を始めた。最初にやったのが固定費の棚卸しだ。スマホ代、保険、電気代。この3つを見直しただけで、1年かけて年間50万円の節約に成功した。
年間50万円。月に換算すると約4万円だ。夜勤手当が月4〜5万円として、固定費を見直すだけで夜勤手当と同等額をカバーできる計算になる。
【俺が見直した固定費】
- スマホ代
大手キャリアから格安SIMに変更:月5,000〜8,000円の削減 - 保険
不要な医療保険を整理、火災保険・自動車保険の見直し:月数万円の削減 - 電気代
電力会社の見直し:月数千円の削減
「夜勤で稼がないと生活できない」——俺もずっとそう思っていた。でもそれは思い込みだった。夜勤手当に頼る前に、まず支出を見直すだけで状況は変わる。
夜勤専従で身体を消耗して稼ぐのも一つの選択肢だが、固定費を見直してリスクゼロで同じ額を浮かせる方法もある。両方知った上で判断してくれ。
夜勤専従の「出口戦略」を決めてから始めろ
夜勤専従を始める前に、「いつ辞めるか」を先に決めろ。これは本気で言っている。
具体的にはこの3つを決めてから始めてくれ。
- 期間:何年間やるか(1年? 2年? 長くても3年を目安に)
- 貯金目標:いくら貯めたら辞めるか(200万? 500万?)
- 次のステップ:夜勤専従の後、どの働き方に移るか(日勤のみ? 訪問看護? 転職?)
出口を決めずに始めると、「夜勤専従ループ」に入る。高収入に慣れて抜けられなくなり、気づいた時には身体がボロボロ——というのは最悪のパターンだ。
夜勤専従は「戦略的に使う」なら最強の稼ぎ方。ダラダラ続けるなら最悪の消耗戦。この違いを忘れるな。
夜勤専従の求人を探すのにおすすめ看護師転職サイト3選
夜勤専従で働くなら、施設選びが全てと言っていい。同じ夜勤専従でも、夜勤手当が1回5,000円の施設と15,000円の施設では年間で数十万円の差がつく。
夜勤専従の求人は看護師専門の転職サイトで探すのが効率的だ。俺自身、転職目的ではなく「夜勤手当の相場を知りたい」という理由で転職サイトに登録したことがある。そこで初めて夜勤手当の病院間格差を知って驚いた。
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レバウェル看護は実際に病院に足を運んで情報を集めてるから、入職後のギャップが少ないのが強みだな。
看護師転職サイトを使うときに知っておきたい5つの注意点
転職サイトは便利だが、使い方を間違えると逆に時間を取られて、結局妥協した転職先に決めてしまうなんてことになりかねない。登録する前に、この5つだけは頭に入れておけ。
- 転職を考え始めたら早めに登録しておく
- 登録は2〜3サイトがベスト
- 登録後に聞き取り面談があることを知っておく
- 登録しすぎると面談だけで時間が取られる
- 担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
転職を考え始めたら早めに登録しておく
「そろそろ転職しようかな」と思った時点で登録しておくのが正解だ。
なぜなら、退職ギリギリになってから慌てて登録すると、面談も求人紹介もバタバタで進み、比較検討する余裕がなくなるからだ。早めに動けば、こんな余裕が生まれる。
- 求人を眺めるだけで、今の職場の条件を客観的に見られる
- いい求人が出たときに、すぐ動ける
- 焦らず、複数の求人をじっくり比較検討できる
逆に余裕がないと、「とりあえずここでいいか」と妥協して決めてしまう。そして入職してから「思ってた職場と全然違った…」となる。私はこれで後悔している看護師を、何人も見てきた。



でも、まだ転職するか決めてないのに登録していいんですか?



全然いい。登録したからって転職しなきゃいけないわけじゃないからな。求人を眺めるだけでも「今の職場って実は条件悪かったんだ」って気づけたりする。「いい求人が出たら動く」くらいの余裕を持っておけ。
登録は2〜3サイトがベスト
転職サイトは2〜3サイトに登録するのがちょうどいい。
なぜなら、1サイトだけだと求人や情報が偏り、担当者との相性が悪かったときに逃げ場がなくなるからだ。かといって多すぎても消耗する。2〜3サイトが、ちょうどいい理由はこうだ。
- 1サイトだけだと、紹介される求人が偏り、相性が悪いと逃げ場がない
- 多すぎると、面談だけで消耗する
- 2〜3サイトなら、求人も担当者の対応も見比べられる
たとえば「このサイトの担当者はイマイチだけど、こっちは話が早いな」と見比べて判断できる。これは1サイトだけでは絶対にできないことだ。
だから、比較のしやすさと負担のバランスを考えると、2〜3サイトがベストになる。
登録後に聞き取り面談があることを知っておく
転職サイトに登録すると、担当者から電話やLINEで聞き取りの面談(ヒアリング)の連絡が来る。
なぜなら、登録してすぐ求人が届くのではなく、まず希望条件や転職理由を確認したうえで、求人を紹介する流れだからだ。面談前に、次の希望条件を整理しておくといい。
【面談前に整理しておく希望条件】
- 勤務地
- 給与
- 夜勤の有無
- 譲れない条件
面談は1回あたり15〜30分くらいかかることが多い。上の希望条件を先にメモしておくとサクッと終わるし、ズレた求人を紹介されにくくなる。
だから、登録前にメモだけでも作っておけ。それだけで面談の質が変わる。
登録しすぎると面談だけで時間が取られる
「たくさん登録した方が有利だろ」と思って4〜5サイト以上に登録すると、面談だけで時間が消し飛ぶ。
なぜなら、サイトごとに面談が発生し、さらに各社から連絡が一気に届くからだ。登録しすぎると、こうなる。
【登録しすぎると起きること】
- サイトごとに面談があり、面談だけで数時間ぶっ飛ぶ
- 各サイトから電話・メール・LINEの連絡が一気に届く
- やり取りに疲れて、本来の転職活動に集中できなくなる
求人を探すために登録したのに、連絡の対応に追われて疲弊する。これでは本末転倒だ。



まずは2〜3サイトで始めて、物足りなければ追加する。これが一番効率的なやり方だ。
担当者が合わないと感じたら遠慮なく交代してもらう
これは言いにくいのはわかる。でも「この人とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の交代を申し出ろ。
なぜなら、合わない担当者のまま進めると、希望と違う求人ばかり紹介され、転職のタイミングまで逃しかねないからだ。交代については、これだけ知っておけばいい。
【担当者交代で知っておくこと】
- 交代の依頼は失礼じゃない。転職サイト側も対応に慣れている
- 直接電話で言いにくければ、LINEで「担当者を変更したいです」と送るだけでいい
- 少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに動く
多くの転職サイトはLINEが連絡手段として使えるから、交代の申し出も一言送れば済む話だ。少しでも「なんか違うな」と思ったら、早めに交代してもらうのがベストだ。



たしかに、合わない担当者に気を遣って我慢してたら、転職で失敗するのは自分ですもんね…



そういうことだ。担当者に遠慮して自分の人生を妥協するなんて、一番もったいないからな。
まとめ|夜勤専従は「戦略的に使う」なら最強。ダラダラ続けるなら最悪
夜勤専従は、メリットもデメリットも大きい働き方だ。高収入・少ない勤務日数・シンプルな人間関係は確かに魅力的。でもその裏には、体調管理の困難さ・友人関係の希薄化・キャリアの偏りがある。
大事なのは、メリットだけ見て飛びつかないこと。そしてデメリットだけ見て怖がらないこと。自分の状況と照らし合わせて、「今の自分に合っているか」を冷静に判断することだ。
最後にこの記事のおさらいだ。
- 夜勤専従は月9回(2交代)の出勤で年収520〜590万円が目安
- メリット:高収入・日中自由・委員会なし・人間関係シンプル・短期集中戦略に使える
- デメリット:体調管理困難・友人関係の希薄化・キャリア制限・夜間の責任重い・ループに入るリスク
- 夜勤専従を始める前に「夜勤手当の相場」「固定費の見直し」「出口戦略」を確認しろ
- 期間と目標を決めて戦略的に使うのが正解。ダラダラ続けるのが一番危険
夜勤専従に興味があるなら、まずやるべきことはシンプルだ。今の自分の夜勤手当が相場と合っているか確認すること。そして固定費を棚卸しすること。この2つをやるだけで、「夜勤専従に行くべきか、他に方法があるか」が見えてくる。



夜勤専従は武器にもなるし、毒にもなる。使い方次第だ。出口を決めて、戦略的にやれ。身体は消耗品だ。取り替えはきかないんだからな。



